【レビュー】

Linux版一太郎と新しいATOKを試す

1 久しぶりのバージョンアップでどう変わった?

 
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日本のLinuxユーザの関心事の1つに、日本語入力システムがある。WnnにCanna、SKKにAnthy…… UNIX系OSを利用したことのないユーザにとっては聞き慣れないものばかりかもしれないが、いずれも知られた日本語入力システムだ。日本語文書の作成に必携のツールであり、どれを使うかはユーザの趣味・趣向が色濃く反映される事柄なだけに、昔から果てしない(?)議論が続けられている。

そのように選択肢が少なくはない環境にありながら、ユーザの熱い支持を受けてきた日本語入力システムが「ATOK」だ。最初のLinux版(ATOK 12 SE)が1999年に登場、翌年にはWindows版と同程度にまで機能強化された「ATOK X」がリリースされたものの、以降バージョンアップすることなく4年が経過、よもやディスコンティニューでは? との噂もあったほどだ。それだけに、昨年秋の「ATOK for Linux」をリリースするというニュースは、Linux版ATOKのバージョンアップを待ち続けていたユーザにとって吉報だったに違いない。

ATOK17ベースの変換エンジンを搭載、推測変換など機能大幅アップの「ATOK for Linux」

今回、同時にリリースされた「一太郎 for Linux」とあわせて「ATOK for Linux」を試用する機会に恵まれたため、その機能の概要とアップグレードに関連する子細について報告したい。なお、一太郎 for LinuxとATOK for Linuxのいずれも試用ベータ版を利用しているため、実際に販売される製品版とは一部仕様が異なること、テスト環境にはFedora Core 3を使用(正式な対応ディストリビューションではない)していることを、あらかじめ了解いただきたい。

スプラッシュ画面には「Linux」とあるが、実はWindows版の一太郎 2004「そのまま」の「一太郎 for Linux」

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インデックス

目次
(1) 久しぶりのバージョンアップでどう変わった?
(2) Linuxの日本語入力システムとATOK
(3) ATOK for Linuxを吟味する
(4) まとめ - ある程度の自助努力は必要

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