【レポート】

FC EXPO 2005 - 燃料電池を楽しく学べるキット

    大塚実  [2005/01/21]

    燃料電池は自動車など一部の分野で実用化されているが、普及はまだまだこれからといったところ。だが一足早く、学習用の燃料電池キットはすでに発売されている。以下のメーカーは、どちらも商用の燃料電池を製造している企業だ。

    燃料電池セルを組み立てるキット

    ケミックスが販売している「Pem Master PEM-004」は、燃料電池セルを部品から組み立てることで、楽しく燃料電池の仕組みが分かるキットだ。本体価格は33,000円で、昨年4月から販売している。

    「Pem Master PEM-004」を使って発電。パタパタ動くトンボはオプション

    キットはこんな感じで、中には空気極・水素極・電解質膜などが入っている

    少し難しそうに見えるかもしれないが、5~10分程度の組み立て時間で完成するとのこと。学校などでの教材が主だが、割とラジオをバラしたような世代にもウケるかもしれない。燃料の水素ガスボンベ(5.8L)などは、オプションとして同社から購入可能だ。

    このような組み立てになる

    性能一覧

    水で動くミニカー

    大同メタル工業は、水を電気分解して得た水素で発電する水電解燃料電池を搭載したミニカー「E-FCV」を展示していた。本体価格は19,950円で、ソーラーパネルとのセットは25,200円。

    「E-FCV」。ロゴから分かるように、愛知万博のライセンス商品

    搭載する水電解燃料電池。周囲には燃料となる水がある

    ここで搭載されている水電解燃料電池は、燃料として水を使用する。水を電気分解することで水素と酸素が発生するが、ここで得られた水素ガスを発電に利用。電気分解時には同時に酸素も得られるが、これは直接使わず、発電部では空気中からの酸素を利用している。

    この電気分解時に電力が必要となるので、ボディにソーラーパネルを取り付けられるようになっている。屋内など、光の強さが十分でない時のために、本体には電池の内蔵も可能だ。

    水素ガスを使用する燃料電池自動車キットも販売中。3セル構造になっているのが分かる

    中には燃料電池のハンドライトなんてものも。水素吸蔵合金ボンベで、15時間点灯できる

    燃料電池を使った製品群

    水素吸蔵合金のボンベ3種類

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