【レポート】

Macworld 2005 - 衝動買いを誘う「Mac mini」、曲入れ換えが苦にならない「iPod shuffle」

 

16.51×16.51×5.08cm、1.32kgと数字で言われてもピンと来ないかもしれないが、Macworld展示場で実際にさわってみた「Mac mini」は小さくて、そして軽かった。Appleのブースでは、担当者がモックアップではない本物のMac miniを持ち歩きながら説明をしていた。同機を片手に何時間も……である。それでも余裕で談笑できるぐらい軽いのだ。

片手で持ち歩けるMac mini

高密度にパッケージされているだけに、外装が熱を持つのではないかと思ったが、ブースで一日中稼働しているMac miniに触れてもほとんど熱を感じない。コンパクトにまとめられたパーツを囲む、アルミニウム製のボディがうまくヒートシンクの役割を果たしているようだ。冷却ファンは1つのみ。会場がうるさかったので正確ではないが、かなり耳を近づけないとノイズが分からないぐらい静かに動作していた。

本体正面はコンボドライブの挿入口が配置されているのみで、ポート類はすべて背面に集められている。底部にはiPod Dockに試用されているのと同じ素材だという滑り止めのラバーが貼られている。本体には一切ネジ類が見あたらず、簡単に分解することはできないようだ。無線機能の追加やメモリの増設など、ユーザーが自分の好みに強化するにはBTOの利用、購入後の場合はApple Storeなどに依頼することが強く勧められていた。

滑り止めのラバーで覆われた底面

AppleのCinema Displayとの組み合わせ

ワールドワイド製品マーケティング担当の上級プロダクトマネージャーJai Chulani氏は「Mac miniは、消費者がMacとiLifeをもっとも簡単に手に入れられる製品だ」と説明する。パソコンに詳しくない人が手にする可能性が高いため、何かトラブルがあった時にすぐに専門家に相談できることも重要だと述べる。これまでデスクトップパソコンを修理に出すには、箱にしまい込んで、車に乗せて、とひと苦労だった。Mac miniならば、カバンに入れて、そのまま持って行ける。

Steve Jobs氏の基調講演でも紹介されていたが、Mac mini本体だけではなく、製品パッケージも簡単に片手で持ち上げられるぐらい小さい。パソコンショップで触れてみて、気に入ったら、そのまま片手にぶら下げて持ち帰れる。価格だけではなく、サイズも気軽に購入できる要素の一つなのだ。

「ストアから、こうやって持ち帰れるんだよ」とJai Chulani氏

成功者がいないフラッシュメモリプレイヤー市場

iPod shuffleは試用開始から3日目に突入。個人的には、シャッフルという使い方が気に入っている。

サンフランシスコでは現在、街中にiPod shuffleの広告が貼られている

「人生は予測できない……」。Appleのブースに立てられた巨大なiPod shuffleの看板

iPod製品担当のGrog Joswiak副社長は、「フラッシュメモリプレイヤー市場はごちゃごちゃとした様相になっていて、成功者がいない状態である。その原因の一つとして、デバイスが小さくなるに従って、使い勝手は悪くなっていることが挙げられる」と指摘する。

ギガバイトの容量が可能になっているとは言え、HDD搭載プレイヤーに比べるとフラッシュメモリプレイヤーは頻繁に楽曲を交換することになる。

「カーオーディオは、CDチェンジャーの登場で以前よりも多くの曲を楽しめるようになった。ところが、6枚のCDを入れたら、交換するのが面倒で、そのままということが多く、しばらくすると飽きてしまう。フラッシュメモリプレイヤーも同様で、容量が増えても、曲を交換しないとすぐに飽きてしまう。ドラッグ&ドロップで曲を入れるのは楽しい作業だが、毎日やるには面倒な作業だ」とJoswiak氏。

Appleのブースでは、iPod shuffleをすだれのようにぶら下げて試聴させていた。連続再生12時間だから、午前10時~午後6時までバッテリは大丈夫

iPod shuffleのアクセサリー類。左から時計回りに、スポーツケース、バッテリパック、ドック、USBパワーアダプター、ストラップ(付属)、アームバンド

常にフレッシュな音楽をフラッシュメモリプレイヤーで楽しめるようにするための手段が、ボタン1つでプレイヤー内の楽曲を入れ換えられるオートフィルであり、ユーザーが予期しない曲がかかるシャッフルという聴き方だ。

現在のフラッシュメモリプレイヤー市場のユーザーは、激しい動きにも耐えられるフラッシュメモリプレイヤーをスポーツなどに利用する人たち、そしてHDD搭載プレイヤーを価格的に高いと感じている人たちである。そのようなユーザー層を開拓するには、十分な容量のプレイヤーを、手頃な価格で提供することが重要であり、99ドルからという価格は、開発スタート時からの目標だったそうだ。

さて、試用レポートを補足すると、iTunesを起動させて、オートフィル・ボタンを押すだけで曲が入れ替わるので、毎日曲を入れ換えて持ち歩いている。1日出かけるだけならば、512MBという容量でも十分である。

単4電池2本を収納できるバッテリパックを装着したiPod shuffle。本体と合わせて32時間の連続再生が可能に。バッテリパックからの充電はできないそうだ

ただ、2つだけでもよいからプレイリストが切り換えられれば便利だと思うことがある。例えば、普段聴く曲とジムに行く時に入れていく曲は、全く違う雰囲気の曲であり、結果、今はジムに行く日には2回曲を入れ換えている。それを実行しても苦にならないオートフィルはほめられるのだが、出かけて、そのまま帰りにジムに寄ろうと思えば、iPod shuffleが2つ必要になる。それが不可能ではない価格だし、2台を持ち歩いても問題ないサイズだが、最大1GBもの容量があるのだ。できれば、1つで済ませたいところだ。

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