【レビュー】

"究極のミックス" - 「iPod shuffle」を試す

2 iPod shuffleを楽しむには、iTunesを鍛えるべし!!

    Yoichi Yamashita  [2005/01/13]

    iTunesをインストールして、USBポートにiPod Shuffleを差し込むと自動的に認識される。iTunesでiPod Shuffleを選択すると、楽曲リストの下にオートフィル機能のボタンなどが表示される。これはiPod Shuffleの容量に合わせて楽曲を自動転送する機能である。ライブラリやプレイリストなどを指定して、オートフィルボタンを押すだけで転送が始まる。「曲をランダムに選択」に設定しておけば、指定されたライブラリやプレイリストからランダムに曲を選んで転送してくれる。

    iTunesでiPod shuffleを選択すると、楽曲リスト画面の下にオートフィル・ボタン

    iPod shuffleはデータストレージとしても利用できる。iTunesのiPod shuffle設定画面で、楽曲とデータの割合を設定が可能

    ユーザーが選択した楽曲やプレイリストをドラッグ&ドロップで転送することも可能だが、Appleのお勧めはオートフィル。ディスプレイのないiPod shuffleに、ランダムに選択された楽曲を自動転送して、次に何が再生されるか分からない状態で聴く楽しさがiPod shuffleの魅力であるとしている。

    個人的には、このAppleの主張には深くうなずける。ジョギングやジムに行くときにフラッシュプレイヤーを利用しているのだが、再生される曲が分かっているよりも、意外な曲がかかる方が、特に退屈なジョギングの時などは効果的。だから、これまでもiTunesのスマートプレイリスト機能でランダムに運動向けの曲を選んで、他社のフラッシュプレイヤーに転送していた。これがiPodでできるようになるのだから、個人的には大歓迎である。

    ただ、そんなユーザーばかりではない。上位モデルには1GBもの容量がある。演奏時間4分の曲を128Kbps AACでエンコードした場合、240曲を収められる。iPodやiPod miniのように携帯プレイヤー側で曲を管理しながら楽しむという方法も可能な容量だ。当然、ディスプレイを備えていないiPod shuffleではそのような使い方はできない。

    短い時間だが、いろいろと試してみた感想は、iTunesを楽しむためのプレイヤーであるということ。パーティシャッフルやスマートプレイリストなど、iTunes独特の機能を楽しめる人はiPod shuffleを活用できるはずだ。

    iPod/iPod miniにも共通することだが、いかにiTunesを鍛えるかが、iPodシリーズを楽しむコツである。特にiPod shuffleの場合は、その作業が欠かせない。具体的には、楽曲に対してこまめにレーティングやコメントを入力する。これをしっかりとやっておけば、例えばトレーニング向けの曲だけ集めたいときも、スマートプレイリストを作成するだけで簡単にアップテンポの曲だけをフィルターできる。

    理想を言えば、トレーニング向けでも、ジョギング用、ウエイト用など、細かい条件に対応できるスマートプレイリストを作成できるようにしておく。それぐらいiTunesが鍛えられていれば、望ましいプレイリストの中からオートフィルを実行できるようになる。シャッフルされても、その時の気分や状況に合った曲が転送される。Appleの言う「予想外の楽しさを提供する音楽プレイヤー」に近づくだろう。

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