【レポート】

サカイの秋葉原探検隊 - 「コスプレ喫茶? 何それ? とても行ってみたい!」

2 コスプレ喫茶って、どんなトコ?

    酒井冬雪  [2004/12/24]

    コスプレ喫茶を初体験!

    ドキンドキンドキンドキン、と心臓はバクバクしていましたが、あらら、フツウのこぎれいなお店です。お客さんも、ちょっと年配のおじさまや髪の長いクリエイター風な人などもいて、ホッとしました。お店のお姉さんはみんな、ロングドレスのメイドさんの衣装を着ています。お店に行ったことのない人のために説明すると、ディズニーランドのホーンテッドマンションのお姉さんの制服がホラーじゃなくて、かわいくなったような雰囲気。

    紅茶を頼むとメイドがポットからお茶を注ぎます、とメニューに書いてあったので紅茶を頼んでしまいました。このお店の名物は、カツカレー。私はここのところカレー三昧の日々を送っていたので、Iちゃんが、この男らしい名前の名物メニューに挑戦してくれました。感想は、「おいしくて、フツウに全部食べられます」ということでした。名前からして、ギョッとするほどのボリュームなのかと思いましたが、食の細い男の子でも完食できるくらいの適度な量で、同じお皿にサラダものっていてとてもヘルシーです。

    パソコンを開いて、価格.comでメモリについて調べているHくんをほったらかして、女同士で話をしていると、トナリの席にそれっぽい男性(オタクっぽいってこと)4人連れが座り、ケーキセットを頼んでお茶を飲んでいました。4人とも、そろって同じケーキを食べているあたり、そこいらへんの女の子同士よりも結束が固いような気がしたのは私だけでしょうか。想像していたのとは違ったけれど、意外に女の子も行きやすい(でも、やっぱり男の人といっしょに行ったほうがいいかも)コスプレ喫茶でした。

    ちょっと寄り道、メモリを購入

    次にIちゃんのメモリを買いに行きました。パソコンを組み立てる人用のパーツもそろっている売っているお店で、おしゃれな「ガワ」もそろっています。

    「かわいいー」
    「白とかあるんだね
    「これ、持ち運びもできますよ」

    と、女心をそそる品が! 私も自作したくなったくらいです。Iちゃんの考えていた予算を下回るメモリも置いてあり、「どちらにしようかなあ」と悩んでいると、お店の人からのひと言アドバイス。

    「品質は変わりませんが、保障期間が違います。あとは気持ちの問題ですね」

    すると、Hくんが小さな声で私にいうのでした。

    「けっきょく、パソコンも最後は『気持ち』なんですね…‥」

    そのひと言に深くうなずいた私です。さらに、ここまできてやっと「ハッスル! ハッスル!」のナゾが解けた私です。秋葉原恒例の年末「秋葉原電気まつり」のスクラッチで、対象店舗で買い物をすると、ハッスル! スクラッチカードをもらえるんですね。(よかった。やっぱりIちゃんは日ごろから「ハッスル!」とかいってる子じゃなかったのね)と、ひと安心しました。

    マンガ専門店で逃げる男の子達

    無事に買い物も済んだので、今度はマンガ専門店に向かいます。お店に入ると1階は、マンガの単行本やマンガ雑誌がずらーっと並んでいます。

    「でも、なんか見たことないマンガばっかりだよね」
    「こっちには、本屋さんで売ってるマンガもありました」

    家の近所の書店で売っているマンガのタナもあるのですが、美少女系コミック(で、いいのかな?)はどれを見てもやっぱりはじめて見るシロモノばかりです。

    「ふうん、こういう専門のマンガ屋さんなんだあ」
    「いえ、ここの真価は上の階にあるんです」

    ツアー案内人のHくんは、それなりに力強くいいます。階段を上って、恐る恐る2階に行ってみると、そこは同人誌の山です。

    「自分で描いたものを印刷して、ここに持ち込んで売ってもらうんですよ」
    「へえー、楽しそうだねー」

    同人誌といっても、表紙を見た限りとてもキレイです。ひとつひとつビニールで包装されていますが、後ろに一部のページのコピーがついているので、内容もなんとなくわかります。「へえー」「ふうん」といいながら、さらに上の階へいくと、なんとなくあやしげな雰囲気が漂っています。そして、Iちゃんや私が通路を歩いていくと、お店にいるお客さんが、サササといなくなってしまう。ちらりと表紙を見ると……。MYCOM PC WEBはアダルト禁止ですし、私もなんといっていいやらわからないので詳しくは書きませんが、「このシールを見てください」とHくんに言われ、赤いシールを見てみると「18歳以下禁止」の文字が。どうりで、男の人が私たちをよけていったわけだ。シャイですね、みなさん。

    「……そうね、お店もよく見たし、そろそろ帰ろうか」

    私たちは、今度はエレベーターに乗って、一気に1階へと戻ったのでした。午前中に到着したときは閑散としていた街も、今では大混雑。

    「オタクは朝が苦手ですからね、出てくるのが遅いんですよ。だから、アキバは午後が混むんです。で、買ったものを家で早く試したいから、帰るのも早い。だから、アキバの夜は早いんです」

    と、Hくんが教えてくれます。うれしそうに紙袋を抱えて歩く、欧米のオタクくん(案外多い)の姿を横目で見ながら、私もオタク男子のことはいえない(朝弱いし、インドア派だし)と思ったのでした。

    お土産はアキバ名物「缶おでん」

    「サカイさん、アキバに来たらおみやげに缶おでんを買わなくちゃいけません」

    編集Iちゃんのことばにつられて、缶おでんを買いにいくことにしました。すごい、本当に自動販売機でおでんが売っている。

    「おいしいかわかんないし、重たいからとりあえず1個にしておくね」

    といって、牛すじ入り250円を買って、Iちゃん、Hくんと秋葉原の駅でさよならをし、家に帰りました。ふたりとも、どうもありがとう。ひとりじゃ行けないところにも行けて、楽しかったです。家に帰ってから、温めなおしておやつに食べてみたのですが、意外にもけっこうおいしかったです。冬の街歩きのおともには、とてもよいだろうなあと思いました。そして、アキバに行く度にそうなるんですけど、今回もまた、

    「あーあ、またMacほしいなあ」

    という気持ちになってしまいました。しばらく、この悩みを楽しむことにしようっと。

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