【レビュー】

大量の名刺を一気に読み込んで活用 - 「スキャナde!! 名刺整理 Ver.3」

4 カレンダー機能はプライベートでも便利/まとめ

    海老名美智代  [2004/12/22]

    アプローチ支援

    最後は、顧客への訪問活動をサポートする機能だ。つまり、客先までの足についての相談にも乗ってくれるもので、方向音痴の私には何ともありがたい機能である。本ソフトは、路線探索ソフトや地図ソフトなどと連携しており、訪問先となる名刺データをクリックして「路線検索」ボタンを押すと、目的地までの路線情報を表示し、「地図検索」ボタンを押すと、訪問先の地図が表示されるようになっているのだ。

    路線検索での連携に対応しているのは、「駅すぱあと」(ヴァル研究所)と「乗換案内 時刻表対応版」(ジョルダン)のそれぞれ2004年10月版以降。地図検索では、「ゼンリン電子地図帳Z[zi:]」(ゼンリン)の6/7/Professional3、「its-mo Navi」(ゼンリンデータコム)、「MapFan.net」(インクリメントP)、「Super Mapple Digital Ver.5」(昭文社)の各ソフトに加え、「its-mo Guide」(ゼンリンデータコム)、「MapFan Web」(インクリメントP)のWebサービスが連携利用可能だ。

    「地図検索」では、MapFan Webなどのネット上の地図や「Super Mapple Digital Ver.5」(昭文社)と連携して、住所データと名刺情報のポイントデータを、地図上へ登録することも可能。今回は「Super Mapple Digital Ver.5」を試すことができたが、かなり便利だ

    「駅すぱあと」(ヴァル研究所)との連携機能。検索は早く、複数の名刺データを選択して実行すると、それらを経由地とする経路が出るのは便利だ

    「Super Mapple Digital Ver.5」全国DVD版(昭文社)14,490円

    「駅すぱあと」年間サポート付(ヴァル研究所)19,950円

    他にも、名刺DBを名刺形式(イメージ)やテキスト形式で印刷したり、システム手帳専用用紙(ヒサゴ/レイメイ藤井製)への印刷の対応、Outlookや筆まめ、CSVファイルなどに名刺DBをエクスポートし住所録として利用したりする機能も搭載している。

    名刺データから、QRコード(二次元バーコード)の作成が可能。携帯電話を住所録代わりにしているユーザには、便利な機能だろう

    名刺データの印刷

    ビジネス使用が主だが、直感的な画面とカレンダー機能はプライベートでも便利に使えるだろう

    認識実験の結果を見てみると、失敗が目立つかもしれないが、それはサンプル名刺が極端に変わったデザインをどこまで認識できるかの実験のためのもので、一般的なビジネス名刺ならばほとんどの場合正しく認識し、各項目に書き込まれた。また、カレンダー形式で表示されるコンタクト履歴は、自分や部下の名刺も取り込んで簡易スケジュール帳としても利用可能ではないだろうか。

    認識精度の向上や英語名刺への対応、顧客との対話情報の保存や各種ソフトとの連携によるサポートなど、名刺という1枚の紙からさまざまな用途に利用可能なデータを拾い出し、活用する。これまで手でちまちまとやっていたことを半自動化してくれる便利なソフトとして、進化していくだろうという期待が持てるソフトだった。私も実際に使用してみて、OCR技術の進歩と性能に対する自分の認識を改めなければならないと実感した。

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