【レビュー】

東芝RD-X5 - CPRM対応DVD-Rやスカパー!連動機能を試す

1 GRTと600GB HDDを搭載した東芝RD最高位モデル

安武和宏  [2004/12/07]

年末商戦に向けて東芝のHDD/DVDハイブリッドレコーダー最上位モデル「RD-X5」が発売された。

オリンピック特需向けに投入された「RD-XS53」の「WEPG」「W録」「スカパー!連動」などの機能に加えて、CPRM対応DVD-Rメディアへの対応、新型のDVD-RAM5倍速対応ドライブ、大容量600GBハードディスク(現時点で世界最大)などを搭載した。これまでデジタル放送など著作権保護された番組をDVD-Rメディアへ保存することはできなかったが、新しくCPRM対応DVD-RメディアをサポートすることでHDDからムーブできるようになった。また、東芝RDシリーズの最上位モデルということでゴーストリダクションチューナー(GRT)を搭載する。

今回「RD-X5」を試用する機会を得たので簡単ではあるがレポートしてみる。

RD-X5の基本スペックとして、600GB(300GB HDDを2台搭載)のハードディスク(MN1.0モードでは最長1,071時間録画可能)、ダブルGRT付き地上アナログチューナーで同時録画可能な「W録」を搭載。EPGはインターネット経由で取得するiEPGとテレビ放送信号(テレビ朝日系列)から取得するADAMS-EPGの両方に対応する「WEPG」を備える。RD-XS53から引き続きアナログの「スカパー!」チューナーと予約連動する機能も装備している。

さらに新型DVDマルチドライブ搭載で、8倍速のR、5倍速のDVD-RAM、4倍速のDVD-RW書き込みに対応した(ドライブのメーカーは公式には公表せず)。DVD-RをVRフォーマットする機能は以前のモデルから搭載されていたが、さらにCPRM対応DVD-Rにも対応している。

東芝「RD-X5」。600GB HDD、GRT搭載「W録」、「スカパー!連動」機能を搭載するフラグシップモデル

RDハイエンドモデルの系譜

RD-X5は、RDシリーズの高画質ハイエンドモデルの系譜であるRD-X3、RD-X4を受け継ぐ。いわゆるフラグシップと呼ばれるモデルで、さまざまな高画質化、高音質化回路を備えている。

高画質化回路

  • 放送映像が多重映りするゴーストを軽減するゴーストリダクションチューナーを2個搭載。W録画では両方の録画で対応可能。
  • プログレッシブ再生に対応、I/P変換には独立型ART(アドバンスド・リアル・シアター)プログレッシブ回路を搭載する。
  • 録画および再生時にDNR(デジタルノイズリダクション)を搭載。再生DNRは、3D-NR、ブロックNR、モスキートNRの3種類
  • MPEG-2エンコーダーは米アナログデバイセズ製を搭載。DACは12bit/216MHzを搭載し、高SN比を実現。
  • アクティブI/V変換型DC結合アンプ方式によるアクティブLPF回路を全出力に搭載。APL変動を抑えた安定映像を再現
  • D端子出力、映像入力としてD1入力を搭載。

高音質化回路

  • 音声出力は180MHzの超高速動作可能なバランス型バッファアンプとトロイダル型パルストランスを組み合わせた同軸デジタル出力回路を搭載。バランス駆動による良好な波形応答と、トランスのノイズ遮断特性を活かした高品位デジタル音声出力を実現。
  • DACはTI製を採用、高品位パーツ搭載と、クロック精度を高めた独立型クロックジェネレータを搭載し、高品質サウンドを再現

ハイエンド機種として、きょう体デザインも、強度、品位に優れるヘアライン仕上げのリアステンレス鋼板を用い、非磁性ステンレスビスをはじめ、ハードディスクの振動を抑える改良型インシュレーター、ガラスエポキシ製AV基板といった高品質パーツを採用している。

RD-X5のリモコン。「設定」や「残量表示」ボタンはフタの内部にある

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