【レポート】

「こうだったらいいのに…」120人の"無敵会議"がYahoo! 検索を切る

第10回無敵会議

「理想の検索アルゴリズムを探せ!」---10月27日、六本木にあるヤフー本社で、「百式」管理人・田口元氏らが主催する「無敵会議」が行われた。同会議には異業種の人間約120名が参加。ブログ運営者・企業マーケター・検索ツール作成者……あらゆる立場から「検索」についてのアイデアを交わした。その栄えある最優秀アルゴリズムとは。

15分で考えた最強の検索アルゴリズムがここに

「無敵会議」とは、月1回、異業種の人間が入り乱れて行う会議形式のイベントで、その目的は「無敵のビジネスパーソンを目指す」とされている。これまで、サイボウズ、CNET Japanといったスポンサーを迎えたが、今回のスポンサーを務めたヤフーによれば、告知開始日の10月19日より「過去最高のスピードで定員となった」とのこと。定刻に続々と集まった会議参加者は約120名だった。

ざっと見た内訳では、約9割が男性、残りの1割が女性、白髪でスーツ着用の会社員らしき参加者から、長髪・カジュアル系まで、あらゆる層の人々がそろっている。その中でヤフーから出されたお題は「理想の検索アルゴリズムを探せ!」。

「いままで誰も目をつけなかった、( )の情報を活用することにより、( )が可能に! 名づけて( )アルゴリズム。そのアルゴリズムで検索した、検索結果画面を具体的に図解してください」

と書かれている。思案時間は、個別作業15分のあと、グループ作業(6人一組)約20分とされた。

グループ作業中。発表された数以上に、かなり多くのアイディアが出されたようだ

熱い討論になるのか、と期待しつつ、意外に紳士的に進められた無敵会議では、最終的に個人別・グループ別、各2つのアイディアが選抜。20に及ぶグループ別アイディアからは「"検索の鉄人"関裕司養成アルゴリズム」と「テンション検索アルゴリズム」が、120に及ぶ個人アイディアからは「1人カウンセリングアルゴリズム」「文章パターンカテゴリ化アルゴリズム」が選ばれた。

テンション検索アルゴリズム

文章パターンカテゴリ化アルゴリズム

提案した本人らの解説によれば、関裕司養成アルゴリズムとは、著書に『インターネット 最強の検索術』などを持ち、"検索の鉄人"として知られるヤフーの関裕司氏並みの検索スペシャリストを養成しようとするアルゴリズムで、「検索するごとに検索ワードの得点やウンチク、ダメな検索ワードランキングを表示、常に検索テクを学ぶことができる」というもの。テンションアルゴリズムは「同じワードを検索したユーザーの声・汗・心拍を測り、より多くの人をどきどきさせた情報がランクアップされる」ものだという。

また、「思いがけない発想」だという個人別の1人カウンセリングアルゴリズムは、「日々のぼやき・独り言を検索し、その解決の糸口が表示される」というもの、「非常に具体的、実現性がある」という「文章パターンカテゴリ化アルゴリズム」は、「文章をパターン化し、その文章を既存文章と比較、解説型・批判型・推薦型・なんちゃって解説型などのカテゴリに分別する」というものだった。

誰だ、給食費を盗んだやつは! という多数決

特にグループ別に関しては、田口氏が「『誰だ、給食費(を盗んだやつ)は?』というアルゴリズムで(優秀賞を)決めたいと思います」と提案。全員が机に伏せて手を上げた結果、「テンション検索アルゴリズム」が選ばれた。

主催者側の田口氏、ブログ「Passion For The Future」管理人・橋本大也氏、ヤフーらは、特に生態情報系に関する提案が多かった結果を受け、「誰が、どこで、どんな気持ちで検索しても今の検索では同じ結果がでる。そのことに皆がストレスを感じているようだ」と公表。橋本氏は「『頭に電極をさして脳内検索』というものがあったが、それはすでにインターネットじゃないだろう」と突っ込みながらも、思いも寄らないアイディアの数々に、絶えず賞賛の言葉を述べていた。最後にヤフー担当者が「さっそく明日から企画・検討させて頂きます」と冗談交じりに明言。無敵会議は盛況のうちに幕を閉じた。



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