【レポート】

「奴らは間違った場所を掘っている!」、U2も参加したAppleの音楽イベント

1 「iPod Socksとご一緒に?」のiPod Photo、イベントでの反応は

Yoichi Yamashita  [2004/10/27]

米Apple Computerは26日(米国時間)、カリフォルニア州サンノゼにあるカリフォルニアシアターで、Steve Jobs氏の講演を中心としたスペシャルイベントを開催した。その中でデジタル画像を表示できる「iPod Photo」とU2とUMG(Universal Music Group)とのコラボレーションによる「iPod U2 Special Edition」を発表。ゲストとしてU2のボーカリストのBonoとギタリストのThe Edgeが登場し、11月23日リリース予定の新作「How to Dismantle an Atomic Bomb」からの曲を披露した。

左からU2のBono、Jobs氏、The Edge

iPod PhotoとiPod U2 Special Edition

月間2,000万曲も間近

iPod mini発売以降、爆発的に販売台数を伸ばすiPod

着実に月間販売曲数を増やすiTMS

10月13日に発表したAppleの第4四半期決算(7~9月)によると、iPodは、出荷台数が前年同期比500%増、iTunes Music StoreやiPod関連のアクセサリなどが含まれる音楽関連製品の売上高は同600%増だった。

NPDの報告書によると、iPodはデジタル音楽プレーヤー市場の65%を獲得しており、HDDプレーヤー市場に限れば、92%のシェアとなる。

iTunes Music Store(以下iTMS)は、5月に月間販売曲数が1,000万曲を超え、9月には1,600万曲を突破。10月は1,770万曲程度になるとAppleは予想している。10月14日に累計で1億5,000万曲突破を発表したばかりだが、このペースで伸び続ければ1月のMacworld EXPOごろには2億曲を突破しそうな勢いだ。

EUとカナダバージョンのiTMS開店が発表された。日本はまだか…

カラフルなiPodのクリスマス

さて、この日、Jobs氏が真っ先に発表したのは「iPod Socks」である。ソックス。そう、くつ下。カラフルな6色1セットで29ドル。くつ下と言えば、クリスマスに欠かせないアイテムだけに「iPodとセットでどうぞ」ということか……。

iPodがすっぽり収まるクリスマスシーズン最強のiPodケース「iPod Socks」

また、このイベントの前には、「カラーディスプレイ搭載でiPodはビデオ再生に対応するのでは……」という噂があった。この予想(期待?)は、しばらくおあずけとなりそうだ。

最近増えているビデオ再生機能を持つメディアプレイヤーについて、Jobs氏は「大きくて重すぎるし、コンテンツが少ない。それにビデオを楽しむには画面が小さ過ぎる」と否定的。次の瞬間、Jobs氏の後ろのスクリーンにインディアナ・ジョーンズの1シーンが現れ、ハリソン・フォードが「奴らは、間違った場所を掘っている!」と叫んで、大きくうなずく。

で、宝を掘り当てるために、音楽の次に掘るべき場所は"写真"だと言う。今やカメラといえばデジタルだし、携帯電話にも当たり前のようにカメラ機能がついてくる。しかも、「著作権の問題がない」(Jobs氏)。

写真以外の部分でも実力を発揮するカラー液晶

iPod PhotoのPhotosスクリーン

iPod Photoは、カラー液晶搭載で、楽曲名などがずい分と見やすくなった。2インチのディスプレイは、写真を見ることはできる。だが、楽しむには少々心許ない。また、カラー液晶は大歓迎されていたが、従来の40GB版iPodと100ドルの価格差には一瞬会場の拍手が止まってしまった。

ただ、こちらの人は日常的に写真を持ち歩く習慣があるので、Auto-Sync機能による手軽な転送やClick Wheelの操作性が、これらのデメリットを補う可能性は十分にある。

iPod Photo本体のディスプレイは小さいが、付属のAVケーブルでTVに接続可能

S-Video出力を備えるiPod Photo dock

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