【レビュー】

「Prompt and Play!」 - 台湾・江川科技「Flybook」試用記

1 テストした機種の仕様、および事前の準備など

    吉井孝史  [2004/09/19]

    6月下旬に「Flybook」の開発者へのインタビューをお届けしてから、早いものでもう2ヶ月以上の時がたってしまった。今回は、「Flybook」の試用レビューと、その後の動向なども含めたレポートをお届けしたいと思う。

    尚、これは「機能がもりだくさんなので、できれば実機を借り受けて、じっくり試してからレポートを書きたい」という私のわがままな要求に、江川科技(DIALOGUE)の總經理(President)の李尚禮(Jack Lee)氏と、セールス&マーケティングディレクターの李尚倫(Michael Lee)氏のご兄弟が快く応じてくれて実現したもの。

    ただ、COMPUTEX Taipei 2004の際、日本人バイヤーのためにサンプル出荷された日本語版とほぼ同仕様の機種(※いわば初期ロット)を使用してのレポートであること、また実際に日本での販売が実現したあかつきには、その後の改良ともあいまって、おそらく仕様が異なる部分も出てくるであろうことを考慮に入れて、以下の記事をお読みいただきたい。

    これが台湾製のオリジナルモバイルノート「Flybook」。展示の際には、ノートスタイルでもタブレットスタイルでも使えるという本機の特徴を示すため、液晶部を若干スイングさせてあることが多い。

    テストした機種の仕様、および事前の準備など

    「Flyboook」は今のところ基本的には単機種ではあるが、トライバンドのGPRS、Bluetooth1.1、IEEE802.11bの有無によりバリエーションがある。私が借り受けたのは、すべてのワイヤレス接続が可能な「Flybook A33iG-tri-b(※以下、「Flybook」)」だった。

    初めて「Flybook」関連の記事を読まれる方もいらっしゃると思うのでおさらいすると、基本仕様は、CPUがTransmeta Crusoe TM5800 1GHz。グラフィックチップは、ATI RAGE MOBILITY RADEON M6。サウスブリッジは、ALi M1535+。ハードディスクは、TOSHIBA MK4025GASで40GB。メモリは、512MBのDDR。ディスプレイは8.9インチの16:9ワイドTFT液晶で、表示サイズ1024×600(XGA-W)のタッチパネルスクリーン付。I/Oポートは、VGA×1、ビデオ×1、USB 2.0×2、IEEE1394×2、LAN×1、モデム×1、PCMCIA Type-II×1、イヤホーン/マイク×各1。サイズは、235×155×31mmで、重量が1.23Kg。そしてOSは、上記の説明のとおり、日本語版Windows XP Home Edition(Service Pack 1)で、日本語キーボード搭載となる。

    尚、この機種を貸してもらえるとわかった段階で、私はこのテストレポートを書くために、GPRSとBluetoothに対応した携帯電話、Sony Ericsson T630を購入し、第2世代にあたるGSM(Global System for Mobile Communications)方式から第2.5世代にあたるGPRS(General Packet Radio Service)方式へとキャリアとの契約を変更した。

    また、これは意図したわけではないが、二年ほど前、当時モバイルノートでは最速と謳われたビクターの「InterLink MP-7210XP(※以下、「InterLink」)」を日本に里帰りした折りに購入し、実際台湾で今も常日頃持ち歩いて愛用しているので、日本の読者の理解を助けるために「A5モバイルノート対決の相手」として比較の対象にさせてもらうことにする。

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