IDF Fall 2004 - Napa Platformのインパクト (1) Intel915ファミリーのMobile版「Sonoma」

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IDF Fall 2004 - Napa Platformのインパクト

1 Intel915ファミリーのMobile版「Sonoma」

大原雄介  [2004/09/14]
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IDF2日目の基調講演レポートにあるとおり、Intelは2005年度にSonoma Platformに移行し、さらにその後Napa Platformへと進化する。このあたりについて、基調講演後のPress向けRoundtableや1 to 1 Meetingで得た情報をベースにもう少し細かく説明してゆきたい。

Sonoma:Intel915ファミリーのMobile版

まず2005年度に投入されるSonoma Platformについてまとめておこう。このSonomaとは、デスクトップ向けにこの夏投入したGrantsdaleことIntel 915シリーズをそのままPentium Mに対応させた「だけ」といっても過言ではないスペックの構成である(Photo01)。基本的に今回発表されたことは、

  • プロセッサは現行のDothanベースのPentium Mであるが、FSBを400MHz→533MHzにアップする。
  • チップセットとして現行のIntel855ファミリーに換え、Alvisoチップセットを採用。
  • 無線LANとして現在のIntel PRO/Wireless 2100BGから2195ABGに変更。

という3点である。このAlvisoが何か、ということに関して公式には説明は無かったが、基本的にIntel 915シリーズと同じスペックであることは否定されなかった。

表1
名称 対応FSB 対応メモリ メモリバス グラフィックス ICH
Intel 915PM 400/533MHz DDR2-400/533 DDR333 2ch PCI Express 16x ICH6-M
Intel 915GM PCI Express 16x/Intel GMA900
Intel 915GMS 400MHz DDR2-400 1ch Intel GMA900
Intel 910GML DDR2-400/DDR333

OEM筋の情報によれば、Alvisoは4製品のバリエーションがあるとされている。表1はこれを簡単にまとめたものだが、要するにディスクリートのみのIntel915PMとIntel GMA900を内蔵したIntel 915GMという2製品があり、このサブセットとしてデュアルチャネルメモリのサポートを省いたIntel 915GMSと、Celeron M向けにさらに機能を落としたIntel 910GMLがあるという形だ。大きな特徴はPCI ExpressやDDR2メモリへの対応という事になるのだが、実際の利用の観点ではむしろIntel GMA900の内蔵の方が大きいだろう。従来Intel 855シリーズで搭載されてきたIntel Extreme Graphics2と比較した場合、Pixel Shaderを内蔵し、DirectX9に対応を果たしたIntel GMA900の威力はかなり大きいだろう。会場では、1台だけ公開されたSonoma Platformの3D描画性能が、従来のIntel 855シリーズと比較してより高い性能にあることも示された。(Photo02,03)

機能的な面では3Dの性能を除くと大きく変わらない(もちろんPCI ExpressやDDR2のサポートはあるが、モバイル向けの対応製品が殆ど無い現状では意味が無い)が、細かなところでは消費電力の削減がより進んでいるのが違いと言える。基調講演ではSonoma Platformを使いながら、省電力機構なしと省電力機構をフルに使った場合の両方で同じ処理を実行させ(Photo04)、システム全体の消費電力がぐんと下がる事が示された(Photo05~07)。このあたりも、Sonoma Platformを採用する大きなメリットという事になるだろう。

Photo01:これはPress向けラウンドテーブルで配布された資料のスキャンなので、白黒なのはご容赦いただきたい。

Photo02:AcerのSonoma Platform対応試作ノート。画面右上のフレームレートに注目。

Photo03:こちらは比較用に置かれていたToshibaのTECRA M2V。おそらくAcerのノートに搭載されたCPUも、TECRA M2Vにあわせて1.5GHz動作だと思われる。フレームレートがだいぶ低いことが判る。

Photo04:壇上で2つのプラットフォームを示すChandrasekher副社長。左の赤い枠の方が省電力機構なし、右の緑色が省電力機構あり、中央のノートは消費電力測定ツールが動いているノート。

Photo05:同じ処理を実施したときの消費電力を比較すると、最大3W近い消費電力の差があることが判る。

Photo06:省電力モードOffのSonoma Platform。PCI Express 16xレーンがあることでそれと判る。

Photo07:こちらは省電力モードありの方。テストボードは同一のものである。

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インデックス

目次
(1) Intel915ファミリーのMobile版「Sonoma」
(2) モバイル対応デュアルコアCPUプラットフォーム「Napa」

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