【レポート】

SELinuxにみるセキュアOSの現在

4 SELinux設定の実例 - 設定の確認

鶴田展之  [2004/08/25]

次に、一般ユーザによるアクセス権限の変更がどのように制限されているか確認しよう。一般ユーザでログインし、ロールとドメインを確認する。

$ getcon
user_u:user_r:user_t

自分のホームディレクトリの所有者と許可の情報を表示してみよう。

$ cd ..
$ ls -la
total 8
drwx------ 15 tsuruta tsuruta 4096 Aug 24 01:11 tsuruta

ディレクトリの所有者である自分自身は全権が許可され、それ以外は一切アクセスできないように設定されている。では、このディレクトリのパーミッションを"777"に変更してみよう。

$ chmod 777 tsuruta
chmod: changing permission of 'tsuruta' : Permission denied

変更は拒否され、ログには以下のようなメッセージが出力されている。

audit(1093278207.039:0) avc: denied { setattr } for pid=8521 exe=/bin/chmod
name=tsuruta dev=hda2 ino=498706 scontext=user_u:user_r:user_t tcontext=system_u
:object_r: user_home_dir_t tclass=dir

つまり、FC2/SELinuxのデフォルトのポリシでは、所有者であってもホームディレクトリのパーミッションの変更ができないよう設定されているわけだ。このように、RBACによってロールによる権限制御が行われ、MACによってそれがシステム全体に対して強制されていることがわかるだろう。

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