【ハウツー】

古いHDDをリサイクル! 4コイチHDDケースで大容量NASを自作する

1 溜まった古いHDDを有効活用

    石川正道  [2004/08/25]

    長いこと自作PCに携わっていると、何世代か前のHDDが溜まってくる。特に一時期HDDが値下がりした際には、筆者などはメインHDDのバックアップは同容量のHDDを用意してまかなうという有様だった。しかし世代が進むなかで、容量的に古いHDDはそろそろ現役引退の時期を迎えてくる。最近では廃棄HDDの残留データから個人情報が漏洩するといった問題も発生しており、安易に廃棄・売却するのも考えもの。ならば使いまわそう、というのが今回の趣旨だ。

    目をつけたのは、複数のHDDをまとめて1台の外付けドライブとして利用できるキット。少し前に4台のHDDをまとめて1TB以上の外付けドライブを実現した製品がメーカーから登場しているが、ここで言うキットは自由にHDDを選べる自作パーツとして登場した製品だ。もちろん300GBや400GBといった最新の大容量HDDを使えば、恐ろしいほどの容量の外付けドライブが出来上がるわけだが、ここはちょっと心もとなくなってきた容量のHDDをまとめて、最新の大容量HDD並みの容量を実現してみたい。

    そしてもうひとつ。このところ、手持ちのUSBストレージをネットワークストレージとして利用しようという製品(簡易NAS)が続々登場している。USBポートを搭載したルータや、プリントサーバのほか、ネットワークストレージそのものでもUSB接続のHDDを追加できるものなど、スタイルはさまざまだが新たなトレンドを築きつつある。筆者はすでにネットワークストレージを利用しているが、LANケーブルひとつで繋げる手軽さに加え、家庭内ネットワークに繋いでしまえばどこからでも参照できるところが特に便利と感じている。最近では家庭内に複数台のPCがあることも稀ではないことだし、潜在需要は高いと思われる。今回は大容量外付けドライブの構築とそのネットワーク化、そしてできた簡易NASをソフトウェアで有効活用する方法を検討してみよう。

    今回掘り出されたHDDは、4台のSeagate製「Barracuda ATA IV ST380021A 80GB」。Barracuda ATA IVは40GBプラッタ世代で登場は2001年頃。それぞれ長いことメインHDDとバックアップHDDとして2台のPCを支えてきた。古すぎるということはないが、すでにより大容量のHDDにバックアップ済みで、万が一の予備として残しておいたものだ。

    「Barracuda ATA IV 80GB」。購入時期が前後しているため、スペックこそ同じだが製造場所やロットはばらばら

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