【レポート】
業界標準ベンチマークソフトとして著名な「3DMark03」の開発元Futuremarkは、SIGGRAPH 2004のOpenGL/ES1.1の方針説明会で、同社の携帯電話、組み込み機器向けの3Dベンチマークソフト「SPMark04」を公開した。
SPMark04の"SP"とは、SmartPhoneの略だが、MicrosoftのWindows Powered Smartphoneに限定されたものではなく、多様な組み込みデバイス向けGPUの評価用3Dベンチマークソフトとして開発された。
テスト内容は、
といったものがある。これらの各テストのスコアを集計して算出したものがSPMarkとなり、その評価システムの性能指標値となる。
上記テスト一覧を見ても分かるとおり、テスト内容は3Dグラフィックスに特化してはおらず、ディスクアクセス速度やアプリケーションソフトの実効パフォーマンステストもあり、性格的には同じFuturemark製のPCMarkに近いものとなっているようだ。
SPMark04の3Dグラフィックス部分はOpenGL/ES1.1で動作するとはいえ、基本的に携帯電話や組み込み系のシステムにはバイナリ互換性はなく、アプリケーションの動作はその対象システムへの最適化は必要不可欠なものになる。よってSPMark04は3DMark03のような一般ユーザー向けアプリとは異なり、開発者向けや評価者向けのもの…という位置づけになりそうだ。
なお、Futuremarkによれば、特定プラットフォームへの移植作業の基本料金はUS$6000(約68万円)となっているとのこと。
また、今回、期待されているプログラマブルシェーダ3.0仕様に対応した3DMarkシリーズの新世代バージョンについてFuturemarkスタッフに聞いてみたところ、「9月からのリリースに向けて、現在最終調整を行っている。」とのコメントを得られた。
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SPMark04の3Dグラフィックステストシーンは3DMark2000のヘリコプターのシーンを思い出させる。 |
組み込み向けGPU用ベンチマークテストとはいえ、高性能なGPUが出てきているために、そのテスト内容はなかなかにゴージャスだ。マルチパスレンダリングによる動的なシーンの映り込みまでをテストシーンに盛り込んでいる。 |
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一連のテストを完了するとこのようにSPMarkが算出される。画面の下部を見る限りではバッテリーテストもあるようだ。 |
SPMark04のもう一つの便利機能がシステムステータスレポート機能。3DMark03にも同種機能があったが、あれと同じように動作システムのハードウェア情報を見ることができるのだ。 |
(トライゼット 西川善司)
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