【レビュー】

Power Mac G5を試す - やはり2.5GHz Dualは速かった

6 まとめ - 長期テストが必要か

    海上忍  [2004/08/12]

    6月の発表から2ヶ月近く経過、満を持しての登場となった「Power Mac G5 Dual 2.5GHz」は、前評判に違わずかなり完成度の高い製品だ。20kgを超える本体をセットアップするのは一苦労だが、他の水冷システム採用機にはつきもののリアパネルの"出っ張り"がないので、スッキリと設置できるはず。

    静粛性に関しては、従来のDual 2GHzとほぼ同程度と考えていい。以前より熱量が大幅に減少したPowerPC 750FXを搭載しているとはいえ、高負荷時にはかなりの熱を発するようで、ファンも勢いよく回り出す(かといって冷却液の流れる音が聞こえてくるわけでもないが)。やはり、静音性よりもピンポイントに冷却する必要性のために水冷システムが採用されたと考えるのが妥当だろう。

    価格も見逃せない。今度のDual 2.5GHzでは水冷システムを搭載、クロック数が25%アップしたわりに消費電力が少ない最新のPowerPCを採用したにもかかわらず、価格は同じ36万7290円(アップルストア価格)に据え置かれ、実質的には値下げとも解釈できる挑戦的なプライシングがなされたからだ。到着までしばらく待たされる可能性が高いことさえ納得できれば、このコストパフォーマンスはかなり魅力的だと言える。

    ただ、同社として初めての水冷システムということもあり、長く使ううちに冷却液が漏れることはないのか、冷却液が循環しなくなるようなことはないのか、という心配もぬぐいきれない。この点については長期ロードテストが必要になると思われるが、万が一不具合などが発生したような場合には、不具合の事例や不具合の対策を随時Webに掲載する、といったフォローをアップルにもお願いしたいところだ。

    Dual 2.5GHzのリアパネル。水冷システム採用機につきものの出っ張りがないので、筐体の美しさは損なわれない

    Power Mac G5 Dual 2.5GHz(M9457J/A)の主な仕様

    CPU PowerPC G5(970FX) 2.5GHz×2基
    2次キャッシュ 各512KB
    フロントサイドバス 各1.25GHz
    メモリ 512MB(8基で最大8GB、PC3200 DDR SDRAM準拠)
    グラフィック ATI Radeon 9600 XT(128MB DDR SDRAM)
    ハードディスク 160GB(シリアルATA、7200rpm)、拡張ベイ1基空き
    光学式ドライブ 8倍速SuperDrive(DVD-R、CD-RW)
    拡張スロット フルレングスPCI-Xスロット×3基、64ビット/133MHzスロット×1基、64ビット/100MHzスロット×2基、AGP 8X Pro×1基(Radeon 9600 XTを装着済み)
    外部インターフェイス FireWire 800×1基、FireWire 400×2基※、USB 2.0×3基※、USB 1.1×2基、ADCおよびDVIコネクタ、ヘッドフォンミニジャック、S/PDIF入出力ポート
    有線ネットワーク 10/100/1000BASE-T Ethernet、内蔵モデム(56K v.92)
    無線ネットワーク AirMac Extremeカード対応(IEEE 802.11g準拠/WiFi認定、オプション)、Bluetoothモジュール(BTOオプション)
    サイズ 幅20.6×奥行き47.5×高さ51.1cm
    アップルストア価格 36万7290円
    ※ : FireWire 400×1基とUSB 2.0×1基はフロントパネルに配置

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