【レポート】

DefCon 12 - レベルアップするも旧スタイル派からは不満の声も

1 会場数が減らされたが、講演本数は昨年並み

    Yoichi Yamashita  [2004/08/05]

    Black Hat最終日になると、空港近くのハードロック・ホテル周辺にハッカーたちが続々と集まり始める。DefCon 12は、7月30日から8月1日まで、昨年と同じAlexis Park Resort Hotelを貸し切って開催された。以前のようなお祭り騒ぎの雰囲気は薄まり、セキュリティやネットワークに関心を持つ人たちが情報交換する場という色合いがより強く出ていた。

    今年は連日軽く40度を超える猛暑の中で開幕

    今年は長年使っていたAlexis Parkから場所を移すのではないかと見られていた。というのも、講演会場がすし詰め状態になっていたのを危険視した消防署が、昨年から会場の監視を強化。立ち見が禁止され、各講演ごとに長時間並ばなければ入室できなくなった。結果、「楽しみにしていた講演を見逃した」という参加者の不満が爆発した。

    しかし、Alexis Park以外に場所を提供してくれるホテルはないのだろう。今年も開催場所は変更されず、その代わりに講演会場を3カ所に減らし、ひとつの会場の席数が大幅に増加された。おかげで狙った講演には確実に入れるようになった。それでもFXやShmoo Groupなど、人気の高いスピーカーの講演では少なからず入場できない人が出ていた。

    名前だけで必ず満席になるFXの講演

    Shmoo Groupの講演は30分前には長蛇の列。1/3程度は入室できなかった

    会場数が減らされたが、講演本数は昨年並み。講演プログラムは、午前11時から午後9時までという長丁場となり、昼休みがなくなった。3つの会場で同時に講演が行われると、ひとつぐらいは見てみたい話題がある。真面目に参加する人にとってはタフなスケジュールである。さらに、その他のイベントやコンテストもチェックすると、一日中をDefCon会場で過ごすことになってしまう。

    おそらくFXの講演が今年のDefConの傾向をよく現していたと思う。FXは、ドイツを拠点としたセキュリティコンサルタントで、ルータやネットワークプリンターなどに関して卓越した知識を持ち、Cisco、HP、SAPなどの企業と関わりを持つ。

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