【レビュー】
ということで最後にお遊びなども入れつつ、GeForce 6800GTとX600シリーズ2製品を比較してみた。まずGeForce 6800GTに関して言えば、これは案外お買い得なのかもしれない。確かに「真のハイエンド」では無いが、ミドルレンジクラスの製品の倍近い描画性能を引き出しており、Pentium 4 560に負けているということも無い。グラフ24で判る通り、GeForce 6800Ultraとの性能差はそれほど無く、それでいて1万以上安いのだから、とにかくDirectX9環境で快適なゲームを、というコアなユーザーにはお勧めできる。ただし、発熱がすごく、GeForce 6800Ultraほど効率の良い冷却は期待できないので、ミドルタワー以上のケースで冷却をちゃんと考えることが前提だ。さもないと熱暴走を簡単に引き起こしそうである。余談であるが、当初400Wの電源で動作させていたのだが、GeForce 6800GT+Pentium 4 560の組み合わせで3Dを実行しようとすると落ちまくるという現象が出た。最終的に460Wの電源に交換して解決したのだが、そういう訳で電源の強化も忘れずに行っておこう。
一方RADEON X600シリーズだが、確かにミドルクラスの性能である。バランスが取れた構成ではあると思うが、更に安価に入手できるGeForce PCX 5750とさして性能差が無く、その割に高い(特にRADEON X600XTでこの傾向が顕著)のはちょっと考え物である。もう少し価格が下がってくれれば...という気もしなくもない。また、製品のギャップも気になるところだ。GeForce 6800シリーズに相対するのがRADEON X800シリーズで、これは別に問題ない。GeForce PCX 5750とRADEON X600シリーズがほぼ同等の性能ラインにあることも今回確認できた。問題はGeForce PCX 5900に相対する製品がATIのラインナップに見当たらない事だ。「折角PCI Expressのプラットフォームにするのに、RADEON 9600あるいはGeForce FX 5700相当ではちょっと寂しい。かといってGeForce 6800やRADEON X800は高すぎる」という場合、NVIDIAはGeForce PCX 5900がジャストフィットである。例えば同じGIGABYTEならGV-NX59128D が3万を切る程度で入手できる。これにあたる製品が無いのがATIの現在のラインナップの問題に思える。このあたりは、今後のATIに期待したいところだ。
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