【レビュー】

ATI RADEON X800 XT/Proを試す

6 結論

    大原雄介  [2004/06/23]

    ということで、一連のパフォーマンステストを行ってみた。結果から見れば、「RADEON X800 XTとGeForce 6800 Ultraはほぼ同等」といったところだろう。テストによって多少有利不利はあるが、決定的に大きな差がつくといった結果は最後まで出てこなかった。こうなると、「最速のビデオカード」はどちら? という決断は非常に難しいところである。個人的な結論は「どちらを選んでも(性能面では)大差なし」といったところで、あとはむしろ入手性や価格、動作環境あたりの問題となる。

    で、入手性に関しては(どちらもあまり良いとは言えないのだが)、強いて言えばRADEON X800シリーズの方が多少マシな傾向ではある。価格に関しては比較しようが無いというのが正直なところ。何しろ品薄のために妙なプレミアがついているからで、同列の比較をするためにはもう少し潤沢に製品が出るのを待たないといけないだろう。

    最後が動作環境だが、ハイエンド同士の比較では1スロットで動作し、電源もそれほどシビアでないX800 XTの方がまだマシといったところ。NVIDIAは「350W電源でも動作する」なんてプレゼンテーションをCOMPUTEX/TAIPEIの1to1セッションで出してきたりしたが、現実にこういう画面にお目にかかっていると、素直に信じにくいというのが正直なところだ。まぁ動作する電源も多いので、むしろ筆者のケースがレアなのかもしれないが。そんなわけで、入手性及び動作環境の面で、RADEON X800 XTに軍配を挙げたいというのを今回の筆者の結論としたい。

    まぁこの時期にAGP 8Xカードを買うことの是非はあるのだが、今すぐPCI-Express 16xに移ったからといってそれほど嬉しい事がある訳でもない。「最後のAGP 8Xカード」と思い定めて購入するのも悪い選択ではないかもしれない。

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