【レポート】

COMPUTEX TAIPEI 2004 - リンゴ型から金魚鉢まで、冷却パーツを一挙紹介

2 リンゴ型に魚も飼える水槽型、多種多様なクーラーたち

    大塚実  [2004/06/07]

    EVERCOOLからは激安の水冷キット - リンゴ型クーラーも登場間近?

    数カ月前に秋葉原で発売され、安価な水冷キットとして人気を集めている「WC-201」のEVERCOOL Thermalだが、同社ブースでは早速、次のバージョンとなる「WC-301」を展示していた。

    「WC-301」

    特徴的なのはポンプ・ラジエータ・ファンを搭載するユニットの形で、まるで小型のスピーカのよう。もちろん音は鳴らないが、ウーファの場所にはファンが付いており、とりあえず25dBA以下のノイズが出てくるという仕組み。このユニットはケースの内蔵・外付けのどちらにも対応する。

    まるでスピーカのような一体型ユニット

    冷却用のアルミ製フィンと中にはヒートパイプ

    WC-201ではCPUヘッドとVGAヘッドが付属していたが、WC-301ではCPU/VGA/HDD用のどれか1つとなり、その分価格を抑えた製品となっている。従来製品の半額くらいを想定しているとのことで、多分35~40ドル程度になるのでは、という話だった。水冷キットとしては破格の安さだが、来月あたりには日本に出荷される予定ということだ。

    また、ブースの目立たない場所に置かれており、最初気が付かなかったのがこのリンゴ型CPUクーラー。

    リンゴ型クーラーのプロトタイプ

    形以外は割とまともなような……

    現在開発中のもので、現状はまだファンがうるさいためにこの改良を行っているとのこと。で、「いつ発売するの?」と聞いたら「soon」という答え。あんまりな形でもあるので「ジョークじゃないの?」と何度も確認してしまったが、どうやら本当に開発しているようだ。最近のCPUクーラーは割とヘンテコな形の製品も多いが、この製品が登場したら市場へのインパクトはかなり大きい。ていうか1個欲しい。

    魚も飼えるGlobal WINの水槽型水冷キット

    そして更に衝撃的だったのが、Global WIN Technologyが展示していた水槽型(?)の水冷キット。これは「Jefi」という製品で、通常、水冷キットのタンクは密閉した状態になっていることが多いが、この製品ではオープン型の水槽を使用。水面上に設置した冷却ユニットを使い、アクティブに放熱を行うのが特徴だ。

    Athlon 64のシステムを冷却中だが……

    その水は隣の水槽から供給! 魚も泳いでいる

    PrescottコアPentium 4 3.2GHzも同じ水槽で冷却

    実際に製品に付属するのはこちらの水槽

    この冷却ユニットは、アルミ製ヒートシンクの上部にファンが取り付けられたもので、CPU/VGAヘッドから流れてくる熱水はまずこのファンで拡散される。そしてヒートシンクのフィンで冷却された後で、水槽に戻るという仕組みになっている。水槽の底には給水ポンプがあり、ここから再びPCへ給水されていく。この冷却ユニットがクラゲ(jellyfish)に似ていることから、Jefiという製品名になったということだ。

    温度センサーを水に入れてファンコントロール

    製品パッケージ。日本語マニュアルも入っている

    対応CPUは、Pentium 4(Socket 478)、Athlon 64、Athlon XP。冷却能力は200~300W程度とのことで、現状のハイエンドCPUでも余裕に対応できそうだ。ファンスピードは水温によってコントロール可能で、2,000~4,000rpmの間で20~40.9dBAというノイズレベルになっている。

    なお、氷を水槽に投入することで、より冷却効果を高めることが可能なほか、室内の湿度を適度に保つ、魚が飼える、といった機能を同社はアピールしている。今月中旬くらいに発売される予定で、価格は159ドル程度が予定されている。

    そのほか会場で見かけたCPUクーラー

    サイズの「FCS50」。ヒートレーンを採用する。P4/K8に対応する

    こちらもサイズで、フィンの並び方が特徴の「Shuriken」。アルミと銅のハイブリッド

    Kolink Internationalのブースで見かけた巨大CPUクーラー「BAT1VS」。ヒートパイプに水平フィンというオーソドックスなスタイルだが、12cmファンを搭載し、1,100rpm時で30.6cfmのエアフロー、19.5dBAのノイズレベル、2,000rpm時で同61.2CFM、31.5dBAを実現

    こちらもKolinkの製品「FOX72」で、縦にファンを2連装という思い切ったスタイル

    これもKolinkの「BEAR1VS」。1,300~2,900rpmで可変

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