【レポート】

COMPUTEX TAIPEI 2004 - BTXマザー/システムが多数展示

    大塚実  [2004/06/02]

    現在のATXフォームファクタからのリプレースを目指し、Intelが今年第3四半期の投入を予定しているマザーボードの新プラットフォーム「BTX」(Balanced Technology Extended)。COMPUTEXの同社ブースでは今回、サードパーティ製のマザーボード/システムが多数展示されているほか、AVCのリファレンス・サーマルモジュール、HIPRO・ACBEL・FSP GroupのCFX12V電源のパンフレットが配られているなど、投入への準備が着々と整いつつある感じだ。

    ブースにはマザボ新製品が多数展示。この写真以外にも、925X/915P/915G搭載製品などが壁一面に並んでいた

    IDF-Jよりも大幅に増えた展示

    以前レポートしたように、BTXとは、CPU・チップセット・メモリなどのレイアウトを見直し、「in-line airflow」によって効果的に排熱を行うよう考えられたフォームファクタだ。CPUクーラーとケースファンを兼ねたようなサーマルモジュールがケース前面より吸気を行ってシステム全体を冷却。このため、他には電源にファンが必要になるだけで、冷却性能だけでなく、静音性にも優れるのが特徴とされる。

    BTXで使用されるサーマルモジュール

    サーマルモジュールと電源以外のファンは必要ないとのことだったが、意地悪く「昨今の高い発熱量のハイエンドグラフィックカードであっても冷却ファンは要らないのか?」とブース担当者に聞いたところ、「検証もしているが、ファンは必要ない」との回答が返ってきた。

    展示されていたシステムは、microBTXフォームファクタがLenovo(聯想)、MiTAC、ASUS、Foxconn、AOpen、Shuttle、Founder(方正)の各製品。MiTAC/ASUS/Foxconnの3種類についてはIDF-Jのときと同じに見えるが、それ以外には、Lenovoの915G搭載システム、AOpenの「B300」、スモールフォームファクタのShuttle「SB86I」、液晶モニタも搭載するFounder「Xin-Rui II」 などが新たに展示されている。また、picoBTX対応のシステムとして、Foxconnの製品も展示されていた。製品の投入は、今年第3四半期より順次という予定になっている。

    Lenovoの915G搭載システム。DDR2、PCI Express、SATAに対応

    MiTACの915G搭載システム。802.11b/gのワイヤレスLANも装備

    ASUSの915G搭載システム。TVチューナ・HDオーディオ・802.11bなどを搭載

    Foxconnのシステム。TPM(Trust Platform Module)もサポート

    AOpenの「B300」

    Shuttleの「SB86I」

    Founderの「Xin-Rui II」。側面に液晶モニタも搭載する

    FoxconnのpicoBTX対応システム

    BTXマザーも各社より登場

    また、BTXマザーボードも各社製品が展示されている。搭載するチップセットはPCI Expressに対応するIntel 925X/915シリーズで、microBTXが6製品、picoBTXが2製品展示されていた。ちなみに、今年3月に開催されたCeBITでは、展示マザーボードのチップセット名称としてコードネームのAlderwood/Grantsdaleが使用されていたが、COMPUTEXでは各社製品において925X/915との記載にほとんど全て切り替わっている。今回のBTXの展示では915シリーズを搭載する製品が多いが、MSIのみ925Xを搭載した製品「MS-9158」を展示していた。

    microBTXは、ASUS/Intel/GIGABYTE/Foxconn/MiTAC/MSIからの製品が展示されていた。配置はメーカーによって多少異なるものの、全てPCI Express x16とPCI Express x1がそれぞれ1スロットずつ、従来のPCIスロットが2つずつ、という構成。サウスブリッジには、ICH6/ICH6R/ICH6W/ICH6RWが組み合わされている。

    ASUSの「P5G6B」。チップセットは915P/ICH6

    Intelの「D915GMH」。同915G/ICH6W

    GIGABYTEの「GA-8I915G-YFD」。同915G/ICH6

    Foxconnの「GDS01」。同915G/ICH6RW

    MiTACの「PT10GB」。同915G/ICH6RW

    MSIの「MS-9158」。同925X/ICH6R

    一方、拡張スロット数が1つに制限されているpicoBTXは、2製品ともPCI Express x16を搭載。製品は、915G/ICH6RWを搭載するFICの「P48915G」と、915P/ICH6を搭載するFoxconnの「915P01」が展示されていた。microBTXは第3四半期の投入が予定されているが、picoBTXはそれよりは遅くなるだろうということだ。

    FICの「P48915G」。チップセットは915G/ICH6RW

    Foxconnの「915P01」。同915P/ICH6

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