【レポート】

IDF-J Spring 2004 PCI-Expressアップデート

1 NVIDIA:6月リリース

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今年春のIDFでも明らかにされた通り、IntelはAlderwood/Grandsdaleチップセットをデスクトップ向けに、Sonomaプラットフォームをモバイル向けに用意しており、これらでPCI-Expressがサポートされる事になっている。特にAlderwood/GrandsdaleはグラフィックインタフェースがPCI-Express 16xになる事が明らかにされており、これにあわせてグラフィックカードベンダーは新製品を投入することを予定している。このPCI-Express 16xを中心に、前回のIDFからのUpdateをお届けしたい。

NVIDIA:6月リリース

NVIDIAの新製品はHSI(High Speed Interconnect)と呼ばれるPCI-Express 16x⇔AGP 16xブリッジ経由で既存のグラフィックコントローラを接続する形態になるという話は、前回のIDFのレポートにも記されている通りだ。ただ、ちょっと異なるのは製品展開。こちらを見ると、GeForce PCX 5950からGeForce PCX 4300まで4つの製品がラインナップされているが、今回はバリュー向けのGeForce PCX 4300が抜け落ちて3製品でのラインナップとなっている(Photo01)。

ところでBus Bridgeを利用した場合に気になるのは、コストとレイテンシの増加ということになる。これについて尋ねたところ、まずコストに関してはもちろんフットプリントの増加という話はあるが、むしろ配線は楽になる(PCI-Express 16xコネクタへの配線とDDR2/3メモリの両方を1つのチップから最適化させて引っ張り出すのは、基板レイアウトに関して困難が伴いやすいが、これを2チップ構成とすることで、この困難さが緩和される)。

またレイテンシに関しては、HSIはきわめて高速に動作するため、1つのチップに統合するのと殆ど変わらないという話だった。ちなみにHSIを使うことの最大のメリットは製品展開の柔軟性だそうで、将来PCI-Express I/Fを統合したグラフィックチップが出てきた時に、このHSIを逆に使うことでAGP 16x対応グラフィックカードを簡単に作れるという。AGPプラットフォームはきわめて広く普及しているため、今後の製品でもAGPプラットフォームを考慮しない訳にはいかず、こうした際にHSIはきわめて有用に働く、という説明であった。

ちなみにPCI-Express I/Fを初めから統合した製品も現在開発中で、GeForce PCXシリーズが登場する今年6月のタイミングでは、これら統合製品も準備ができる、との話だった。「なぜ6月か?」と聞いたところ「『ご存知の通り』Alderwood/Grandsdaleのリリースが6月なので、これにあわせる」との事。「VIAや、そもそもNVIDIA自体もPCI-Express対応チップセットを開発中だし、それらはもう少し早く準備できるのではないか?」と突っ込んだところ、「我々はIntelと極めて緊密な関係をとって開発を行っている」という、極めて優等生な答えが返ってきた。

ちなみに今回は、GeForce PCX 5750を使った動作デモが行われていた(Photo02,03)。

Photo01:ちなみに同時に配布された資料にはGeForce PCX 4300が記載されていて、割と急に4300をリリースしないことが決まったらしい。「何で?」との質問に対する答えは「マーケティング的なリサーチ結果」という、答えになってないものだった。

Photo02:今回は動作デモということで、こんなアングル。HSIもヒートシンクの下に置かれている。

Photo03:裏面。コネクタ付近を見ると、PCI-Express 16xであることが判る。

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インデックス

目次
(1) NVIDIA:6月リリース
(2) ATI:Video Editing

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