【レビュー】

Update! Prescott 3.40GHzの実力確認

1 テスト環境について

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すでに報じた通り、Intelは今年2月にPrescottコアの2.8/3/3.2/3.4GHz製品をアナウンスしたが、現実問題として市場に流通しているのは2.80E/3EGHzの2製品のみ。3.4GHz品に関しては評価用のサンプルすら出てこない状況であった。ところがAMDがAthlon 64 FX-53を発表した3月19日にあわせたかの用に、筆者の手元にやっと3.4GHzの評価版が届くこととなった。そこで早速その実力を確認してみたい。

このPrescott 3.40GHz品の細かなスペックなどについては既に論じているのでここでは繰り返さない。今回は、前回と全く同じハードウェア/BIOS/ドライバ/ベンチマークを用意して、追加テストという形で評価を行った。ただし、幾つか変更点がある。

Athlon 64 3400+に関して

読者の方からも多く指摘があったのが、Prescottの評価記事と、今年1月に行ったAthlon 64 3400+の評価記事で、全然成績が違うという話だ。Athlon 64 3400+の評価記事はGIGABYTEのGA-8NNXPを利用したが、Prescottの評価記事の際にはこのマザーボードが入手できず、やむなく同じGIGABYTEのGA-K8N PROを利用した。「同じGIGABYTEだからそれほど性能が違わないだろう」と目論んだのであるが、結果はというとGA-K8N Proを用いたときのメモリアクセスが遅く、これが理由で成績が全体に落ちる結果になってしまったようだ(たまたま調子の良くない機材だった可能性、あるいはテスト時にメモリ周りに不具合があった可能性もある。)。そこで今回は改めてGA-8NNXPを入手すると共に、VIA K8T800を搭載したGA-K8VNXPを用意し、こちらでもデータを取ることにした。この結果、特にAthlon 64 3400+を100%とした相対性能グラフを取っている場所では大きくグラフの形状が変わっているのでご注意いただきたい。

CPU-Zについて

Prescottに正式対応したCPU-Z 1.21がリリースされたので、今回はこちらを利用した。ただしLatencyのデータは1.20aでも取って、差が無い事を確認している。

TMPGEnc 3.0 XPressに関して

前回のPrescottの記事では、SSE3に対応した初の製品としてTMPGEnc 3.0 XPressのβ5での結果をご紹介したが、このβ5をPrescottで利用した場合、「最高精度(誤り訂正付き)」が動作しないという問題があった。これはその後リリースされたβ6、および既に発売開始された正式な製品では修整されている。そこで今回、β6を利用して可能なケースでのデータの取り直しを行った。この結果

  • Athlon 64 3400+(両方のマザーボード)
  • Pentium 4 3.20GHz/3.20EGHz/3.40GHz/3.40GHz

の6つについてはβ6の、

  • Athlon 64 FX-51
  • Pentium 4 3.20GHz XE/3.40GHz XE

の3つについてはβ5の結果となっている。グラフではこれが混在している関係で、やや結果が前と異なっているが、ご了承いただきたい。

なお、Pentium 4 3.40GHz/3.40EGHzのパッケージは従来と殆ど変わらず(Photo01~04)、Windows XPからも従来と同じように認識される(Photo05~08)。要するに、単なる高クロック版という訳だ。

その他の細かい環境については表1を参照されたい。ちなみに表1にも書いたが、基本的にテストはWindows XP Professional 英語版+SP1で行った。ただTMPGEnc 3.0 XPressβが日本語版しか入手できなかった関係で、このテストのみ日本語版に入れ替えて実施している。

表1
CPU Pentium 4 3.20GHz / 3.20E GHz / 3.40GHz / 3.40E GHz / 3.20GHz XE / 3.40GHz XE Athlon 64 3400+ Athlon 64 FX-51
マザーボード Intel D875PBZ GIGABYTE K8NNXP GIGABYTE K8VNXP Leadtek K8NW Pro
BIOS BZ87510A.86A.0084.B29 Version F11 - Version 40108
Driver Inf:5.00.1012 NVIDIA Unified Driver 3.13 VIA Hyperion 4in1 V4.51 NVIDIA Unified Driver 3.13
メモリ PC3200 CL3 DDR SDRAM 512MB×2(BUFFALO) PC3200 CL3 Registered DDR SDRAM 512MB×2(ATP ATP3200-512ER-L)
ビデオカード GIGABYTE RADEON 9800 XT(メモリ256MB) CATALYST Windows XP 4 .1(7.97.031212a.013118c)
HDD Seagate Barracuda ATA 7.7200 80GB(NTFSフォーマット)
OS Windows XP Professional 英語版+SP1+DirectX 9.0b (TMPGEnc 3.0 Xpress以外全て)
Windows XP Professional 日本語版+SP1+DirectX 9.0b (TMPGEnc 3.0 XPressのみ)

Photo01:Pentium 4 3.40EGHz。まぁ表面は相変わらずである。

Photo02:Pentium 4 3.40GHz。こちらは既に潤沢に市場に流通している。

Photo03:Pentium 4 3.40EGHzの裏面。Pentium 4 3.20EGHzのとそっくりだが、TDPが同じだから当然かも。

Photo04:Pentium 4 3.40GHzの裏面。Pentium 4 3.20GHz XEとそっくりである。

Photo05:相変わらず"Genuine Intel(R) CPU"と表示されるPentium 4 3.40EGHz。

Photo06:NorthwoodコアのPentium 4 3.40GHzではちゃんと"Pentium(R) 4 CPU"となる。

Photo07:ステッピングなどはPentium 4 3.20EGHzと全く同一だった。

Photo08:Northwood 3.40GHzもPentium 4 3.20GHzと同一ステッピング。

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インデックス

目次
(1) テスト環境について
(2) テスト結果(1)
(3) テスト結果(2)
(4) テスト結果(3)
(5) テスト結果(4)
(6) 結論

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