【レポート】

CeBIT 2004 - マザーボード新製品紹介(1)

    大塚実  [2004/03/19]

    今回のCeBITでは、Pentium 4ではLGA775、Athlon 64ではSocket 939といった新プラットフォームに対応するマザーボードが多数登場した。ここでは簡単ながら、いくつかの製品を紹介していきたい。

    ASUSTeK

    ASUSTeKのブースでは、LGA775対応マザーとして、Alderwood搭載の「P5AD2」、Grantsdale-P搭載の「P5GD1」「P5GD2」、そしてVIAのPT890を搭載する「P5VD1」が展示されていた。従来の「P4」シリーズから「P5」シリーズへと製品名も一新されているが、同社では今後、LGA775プラットフォーム向けにはこの「P5」の名前を付けていくとのことだ。

    Alderwood搭載マザーでデモンストレーションも行っていた。使用されているのは「P5AD2」

    CPU周辺はこんな感じ。CPUクーラーは、四隅に付いている留め具でマザーボードに固定するらしい

    ハイエンドモデルのP5AD2は、DDR2-533にデュアルチャネルで対応。そのほか、機能としては、SATA RAID、GbE、IEEE1394、High Definition Audioを搭載する。P5GD2も同様の機能を搭載しており、こちらもDDR2-533に対応。P5GD1はメモリの対応がDDR 400となっているほか、SATA RAID、IEEE1394は搭載しない。共通して、PCI-Express x16を搭載するほか、拡張I/OはPCI-Express x1が2基、PCIは3基となっている。

    P5VD1はVIAのPT890+VT8237を搭載している。同製品ではグラフィック向けにPCI-Express x16のほか、AGPスロットも搭載しており、現在利用しているビデオカードをそのまま利用したいユーザーには最適だ。ただ同時にスロットを利用することはできず、使用に際してはどちらか一方の排他利用になるとのこと。仕様としては、メモリはDDR400のデュアルチャネルに対応、SATA RAID、GbE、8chオーディオを搭載する。

    「P5AD2」

    「P5GD1」

    「P5GD2」

    「P5VD1」

    一方、Socket 939用マザーとして展示されていたのは、VIAのK8T800 Proを搭載する「A8V Deluxe」。同チップセットでは、従来のK8T800に比べて、CPU-ノースブリッジ間のHyperTransportが1GHzへと高速化されているのが特徴。こちらは、AGPスロットを搭載し、メモリはDDR400のデュアルチャネルに対応する。

    「A8V Deluxe」

    搭載されていたAthlon 64プロセッサ

    展示されている製品にはプロセッサも搭載されていたが、ブースの担当者によれば「多分ダミー」。ただ、実際に同マザーボードを利用したデモンストレーションも行われており、こちらには本物のSocket 939のプロセッサが搭載されているとのこと。

    GIGABYTE

    LGA775対応マザーでは、まずハイエンドの6-Dual(Dual Power System/Dual Logical Processors/Dual Channel DDR2/Dual RAID/DualBIOS/Dual Gigabit LAN)に対応したモデルとして、Alderwood搭載の「GA-8ANXP-D」、Grantsdale-P搭載の「GA-8GPNXP-D」「GA-8GPNXP Duo」が登場した。いずれもグラフィックインタフェースにはPCI-Express x16を採用し、そのほか拡張I/OとしてPCI-Express x1を3基、PCIを2基搭載している。

    そのほか、GbEを2ポート、IEEE1394b、SATAインタフェースなどを搭載し、7.1ch Intel High Definition Audioにも対応する。GA-8GPNXP Duo以外のモデルはDDR2-533/400 ECCのみの対応だが、GA-8GPNXP DuoはDDR2のほか、従来のDDR1も利用が可能となっている。

    「GA-8ANXP-D」

    「GA-8GPNXP-D」

    「GA-8GPNXP Duo」

    メインストリーム向けでは、Grantsdale-P搭載の「GA-8I915P-D Pro」「GA-8I915P Pro」「GA-8I915P-G」、Grantsdale-G搭載の「GA-8I915G-D Pro」「GA-8I915G Pro」が登場している。Grantsdale-Pチップセット搭載マザーの大きな違いはメモリ対応で、GA-8I915P-D ProのみDDR2対応で、他2モデルはDDRのみの対応となっている。Grantsdale-G搭載モデルは、グラフィック機能として内蔵のIntel Extreme Graphic 3が利用できるが、PCI-Express x16も搭載しており、とりあえず導入時は内蔵グラフィックを使い、後でアップグレードを考えるようなユーザーには便利だ。

    「GA-8I915P-D Pro」

    「GA-8I915P-G」

    「GA-8I915G-D Pro」

    「GA-8I915G Pro」

    そのほか、MicroATXでも、Grantsdale-Gを搭載する「GA-8I915G-MFD」が展示されていた。また展示はなかったが、会場で入手したカタログには、このほかにもGrantsdale-PやGrantsdale-GVを搭載する製品の名前もあった。Grantsdale-GVはグラフィックに関してはGrantsdale-G同様に統合グラフィックが利用できるが、拡張用のPCI-Express x16はサポートしない。

    LGA775向けではこのように新製品が多数登場しているが、対応メモリには注意が必要になりそうだ。DDR/DDR2両対応の製品も存在するが、ほとんどの製品ではどちらか一方のみの対応となっており、移行の過渡期においてはしばらく混乱するかもしれない。

    またAMDプラットフォームでは、新しいSocket 939に対応する製品として、VIAのK8T800 Proを搭載する「GA-K8VNXP-939」、NVIDIAのnForce 3 Ultraを搭載する「GA-K8NSNXP-939」が展示されていた。対応するAthlon 64/FXプロセッサはまだAMDから発表されていないが、マザーボード上にプロセッサをセットした状態で展示されており、登場もそう遠くないかと期待される。

    「GA-K8VNXP-939」

    「GA-K8NSNXP-939」

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