【レビュー】
○エンコード後の映像比較
まず、DVコーデックのAVIファイルを用意し、それぞれのコーデックでエンコードしてみた。サンプル画像は1分27秒の動画ファイルで、オリジナルファイルサイズは310MB。比較したのは、XVD、Windows Media9、DivX、MPEG-2で、ビットレートはMPEG-2が6Mbps、その他は2Mbpsに統一、画像解像度は720×480ドットとDVD画質、それ以外の設定はデフォルト設定のままとした。
| XVD | 20.7MB |
| Windows Media9 | 22.4MB |
| DivX | 33.9MB |
| MPEG-2 | 65.8MB |
1分27秒の動画でビットレートが2Mbpsの場合、理論的にはファイルサイズは22MB弱になるはずである。その意味でXVDとWindows Media9は理論値に近いファイルサイズとなった。DivXに関しては約34MBとXVDやWindows Media 9と比べて10MB以上の差が開いているが、これはDivXが音声コーデックを別に指定する必要があるところを指定せずにエンコードしたため、音声部分がエンコードされず、音声部分だけで約11MBを占めたことが一因だ。単純に映像部分だけを考えるとファイルサイズが約23MBとなり、理論値よりも大きな値が出る結果となった。
XVDの方は、ビットレートから期待される値に近いファイルサイズにエンコードされたので、例えばCD-Rにぴったり収まるようにムービーのエンコードをしたい、といった場合にデフォルト設定でそのままエンコードできる点は有利な点だろう。
次に画質について比較をすることにする。MPEG-2はビットレートも高くDVD画質であることもあり、当然なから画質については申し分がない。Windows Media 9はややノイズが乗る感じがあるものの動きはなめらかだ。DivXは全体的にくっきりとした画面だが、動きのある場面ではざらつき感がある。注目のXVDだが、ややぼやけた感じがするが、ノイズも無く動きのある場面でもなめらかでスムーズなものだった。
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特にノイズをほとんど感じさせない画質は、万人向けにうけるものになることだろう。後述するがXVDはハードウェアエンコードを活かしてエンコード時間も早く、ファイルサイズもコンパクトながら優秀な画質を実現しており、大変に優れたコーデックであることを伺わせる。
しかし、XVDの画質は、ノイズを抑えてスムーズな画質を実現している反面、ビットレートを上げても、細かいディテールの解像度が上がらない傾向がある。XVDの弱点としてはこのディテールの再現性にあると言えるだろう。
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