【レビュー】

35mmフルサイズのCMOSを搭載した1110万画素機「EOS-1Ds」

1 90万円以上の店頭予測価格

    永山昌克  [2002/10/21]
     

    ○90万円以上の店頭予測価格

    キヤノンEOS Digitalシリーズのフラッグシップ機「EOS-1Ds」が11月下旬に登場する。基本的なデザインや操作性は、昨年12月発売の415万画素CCD搭載機「EOS-1D」と変わらないが、撮像素子に35mmフィルムと同じサイズの「1110万画素CMOSセンサー」を採用したことが大きな話題だ。

    同じように35mmフルサイズの撮像素子を搭載したデジカメとしては、今年6月に京セラ「CONTAX N DIGITAL」(629万画素CCD)がすでに発売されており、12月には米コダックから「DCS Pro 14n」(1371万画素CMOS。国内発売日は未定)が発売される予定だ。

    いよいよデジカメも35mmフィルムサイズ時代の本格的な到来と言いたいところだが、これはあくまでもプロユーザーや業務用途での話。なぜなら、現在発売中の「EOS-1D」の実勢価格は65万円前後、「CONTAX N DIGITAL」は70万円前後であり、「EOS-1Ds」の店頭価格は90万円以上にもなると予測されるからだ。さらに、レンズや記録メディアなど一式を揃えると…。

    とはいえ、ごく普通のコンシューマにとっても、100万円近いデジカメの画質はどんなものなのか、100~500万画素のパーソナルデジカメとは何が違うかなど、購入するかどうかは別にしても製品としての興味はあるはず。というわけで、今回は「EOS-1Ds」の試用レポートをお伝えしよう。なお、レポートの内容と画像は試作機によるものだ。

    1Dからほとんど変更されていない「EOS-1Ds」のボディ。もともとのベースになっているのはフィルムカメラのフラッグシップ機「EOS-1V」。正面からパッと見ただけでは見分けにくい
    背面の液晶モニタと液晶パネル、その左と下に並んだボタンはデジタルならではのもの。それ以外のボタンやダイヤルは、フィルムカメラ「EOS-1V」とほとんど共通だ

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