【レビュー】

バリューCPU初の1GHz Morganコアの新型Duronの実力を探る

1 "第2世代Duron ""Morganコア""とは"

    渡邊弘  [2001/08/24]

    2001/8/24

    AMDは先日、モバイルAthlon4 1.1GHz/モバイルDuron900MHzと同時にバリューデスクトップ向けCPUとしては初の1GHzを達成した「Duron 1GHz」を発表した。1GHzという高いクロック周波数を持ちながらも出荷開始時の価格が11,570円(1,000個ロット時)という低価格であることもさることながら、新型のMorganコアが用いられていることを興味深く感じている読者も多いのではないだろうか。AMDからDuron 1GHzを搭載した機体を借り受けることができたので、早速その能力をチェックしてみたい。

    ○第2世代Duron"Morganコア"とは

    AMDのプロセッサ戦略については何度かお伝えしたとおりだが、おさらいしてみよう。先日、日本AMDが行った説明では、パフォーマンスPCの分野では現在のAthlon(Thunderbirdコア)は、クロック周波数1.2GHz以上のクロックを持つPalomino(パロミノ)となり、その後、2002年には0.13μルールで製造されたThoroughbred(サラブレッド)がデスクトップのパフォーマンスPC分野でメインのCPUとなる。

    一方、Duronが位置するバリューPCの分野では、現行のDuronが2001年第2四半期にMorgan(モルガン)にシフト、その後、2002年にはThoroughbredと同じく0.13μルールで製造されたAppaloosa(アパルーサ)に移行する。Appaloosaのサンプル出荷は2002年の第1四半期の予定で、量産出荷は2002年第2四半期になる予定だ。

    今回発表されたDuron 1GHzはまさに新型コアとなるMorganコアの製品で、AthlonMP/Athlon4に使用されているPalominoコアのキャッシュ容量の少ないバージョンと考えられるものだ。AthlonMPは128KBのL1キャッシュ、256KBのL2キャッシュを搭載していが、Morganコアの新型DuronはL1に128KB、L2に64KBのキャッシュを搭載している。製造プロセスは従来型のDuronと同じく0.18μmだが、Palominoコアとおなじく3DNow! Professionalなどの拡張命令もサポートされている。コア電圧は1.75Vで、FSBは200MHzとなっている。。

    先日改めて示されたAMDのロードマップ

    データシートをダウンロードしようと米AMDのサイトを見てみると、新型Duronのデータシートは「AMD Duron Processor Model 7 Data Sheet」と記載されており(従来型のDuronはAMD Duron Processor Model 3 Data Sheetと表記)、プロセッサの名前は同じでもコア変更に伴う変更点が多い事が伺える。実際、AMDも新型Duronの動作には対応BIOSの用意と、DuronからDuronの交換(旧コア-新コア)でもOSの再インストールを推奨している。

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