【レビュー】

PocketPCを搭載した、東芝久々のPDA - 東芝 「GENIO e550」

1 PocketPCを搭載した、東芝久々のPDA「GENIO e」

    海老名美智代  [2001/08/21]

    あまり知られていないことだが、東芝はノートPCを世界で初めて製品化し、世界中に広めていった企業だ。特に企業向けノートPC分野で強く、2000年のノートPC全体の世界市場シェアはトップ。これで、7年連続No.1をキープし続けていることになる(出典:Gardner)。まさにノートPC市場の巨人と言えるほどのメーカーだ。その東芝が、携帯情報端末(以後PDA)市場に打って出る事となった。

    世界的な景気後退の煽りを受けて、PDA市場全体の売上は低下しているが、OSにMicrosoft社のPocket PCを採用したPDAは逆に成長著しい。例えば、CompaqのPDA市場シェアは7.8%から16.1%に、Hewlett Packardは3.7%から6.9%の躍進を見せている。この理由は、Pocket PCに対応する周辺機器やワイヤレス製品が充実し、よりPDAが容易に使えるようになった結果、企業で積極的に採用され始めているからである(出典:Dataquest)。

    こうなると「企業向けノートPCに強い」という東芝の立場が生きてくる。東芝が久々に発売するPDA「GENIO e550」(以後GENIO e)にPocket PCを採用するのも当然だと言えるだろう。製品のメインターゲットは企業ユースで、今後東芝のPC関連製品に対する戦略の一翼を担う製品となっていく事が予想される。

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