【レビュー】

デュアル+新CPU+新チップセットで長足の進歩を遂げた? Athlon MPデュアルシステムの実力を探る

1 デュアルAthlon、Athlon MPとも噂に違わぬ実力を持った製品

    橋本新義  [2001/07/28]

    2001/7/28

    AMDは、COMPUTEX TAIPEIでワークステーション/サーバー向けの新型Athlon「Athlon MP」とデュアル対応チップセットである「AMD-760MP」を発表した。

    以前より噂は常に出ており、また試作機は動作していたものの、なかなか姿を現さなかったデュアルAthlonが、ついに実際のものとなったのである。今回は、AMDのリファレンスシステムをターゲットに、デュアルAthlonシステムとAthlon MPの実力を紹介してみたい。

    ○噂に違わぬ実力を持った製品

    今回のシステムは説明する部分が多いため、先に結論を軽くまとめておこう。
    Athlon MP、デュアルAthlonとも、噂されていた通りか、それ以上の性能を発揮するプラットフォームだ。

    デュアルAthlonシステムの場合、現在はマザーボードが高価という点が問題とされている。しかしこれに関しても、現在のデュアルAthlon用マザーボードは、ワークステーション/サーバー用(つまりハイエンド製品)のみしかラインナップされていないという要因が大きい。

    Computex Taipei 2001で展示されたデュアルAthlonのワークステーション

    この点に関しては、いくつかの大手マザーボードメーカーが準備中の個人向け製品が登場することで改善されることが確実視されている。ただしそれでも、AMD-760MP自体が高度な設計を必要とする製品である点は変わらないため、Socket 370用デュアル対応マザーボードまでの低価格化は見込めない。

    気軽に試せるという性格の製品ではないが、コストパフォーマンスの高いデュアルプロセッサのシステムとして人気を得るのは、ほぼ確実といえるだろう。

    そして、CPU単体として見たAthlon MPは、従来(Thunderbirdコア)のAthlonと比較しても、性能と価格、そして使いやすさのバランスが取れている。Athlonシリーズの売りであるコストパフォーマンスの良さは相変わらずだ。

    現在では正式対応しているマザーボードがほとんどなく、各マザーボードメーカーの発売予定も明確になっていないという問題はあるものの、VIAのApollo KT133AやAMD-760を搭載したマザーボードの場合、マザーボードメーカーから対応BIOSが公開されている製品もある。

    ただし、CPU単体として見た場合は、デスクトップ版(名称はAthlon4か?)の正式登場により、ほぼ同じ性能の製品がより安価に入手できるようになる可能性が高い。同時に、より高いクロックのバージョンも登場する予定だ。

    そのため、コストパフォーマンスを追求するユーザーは、しばらく待ってデスクトップ版を入手されることをお勧めする。

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