【レビュー】

着信メロディにあらず! MIDI方式「funstyle」対応携帯電話「TK11」

1 音楽で遊べる携帯電話

木村公彦  [2001/05/24]

着信メロディにあらず! MIDI方式「funstyle」対応携帯電話

 

○音楽で遊べる携帯電話

次世代携帯電話の登場を目前に控えて、ケータイの音楽配信サービスは圧縮オーディオの方向に向かうのかと思っていたら、MIDI方式の音楽データ配信サービスが登場した。ツーカーが6月上旬から開始する(当初の5月下旬予定から延期)、「funstyle(ファンスタイル)」がそれ。今回は、このfunstyleに対応した携帯電話TK11のプレイヤー的側面をチェックしてみよう。

funstyleとは、ツーカー独自のMIDI形式の音楽データを配信するものだ。

通常の音楽配信サービスではデータは圧縮オーディオファイルが使われており、楽曲の演奏そのものがデジタル化されて記録されているが、これに対してMIDIファイルは音程や音の長さ、音の強さといった演奏情報のみが記録されている。この演奏情報を、シンセサイザー(ソフトウェア化あるいはワンチップ化されたシンセサイザー)で演奏する仕組みになっている。ちょうど、プレイヤーが譜面の曲を演奏するような形だ。

そして、MIDI形式のデータの容量は1曲数10KBと、オーディオ形式のデータ(MP3など圧縮オーディオファイルも含む)に比べて非常に軽いというメリットがある。

ところで、MIDI形式ということは他の携帯電話の着信メロディも同じだが、funstyleには他の着信メロディとは違ったいろいろな遊びの要素が盛り込まれている。これは、後で詳しく紹介することにしよう。

TK11は、マイク内蔵リモコンとステレオヘッドホンを同梱した折りたたみタイプのEZweb端末。funstyleの楽曲データを再生するためのMIDI音源チップを内蔵しており、64和音/492音色を使った演奏が可能だ。ちなみに携帯電話としての機能は、連続通話時間約220分、連続待受時間約400時間となっている。

カラーはソニックブルーとルージュピンクの2色があり、今回借りたのはソニックブルーのほう。ホワイトとブルーのツートーンカラーで、若い層特に女性に受けそうなデザインだ。

実際に手にした感じは若干重さを感じるが、折りたたみタイプでは平均的な重量だ。

パッケージには、マイク内蔵リモコン、ステレオヘッドホン、充電器が入っている
側面に装備されたリモコン用端子

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