【レビュー】

速いPDAであることの意味 - コンパック 「iPAQ Pocket PC」

1 百花繚乱のPDA市場

    海老名美智代  [2001/04/12]


    PDAという言葉を聞きはじめて久しいが、なんの略語だろうと思っているひともいるだろう。PDAとはPersonal Digital Assistantの略、日本語に訳すと携帯情報端末だ。大きな意味ではiモード対応携帯電話もその範疇に入るが、ここでは「個人の知的活動をサポートする為の手のひらサイズの情報機器または、コンピュータ」とする。つまり、電子手帳が進化した製品の事だと考えればよいだろう。例えばシャープのZAURUSやソニーのCLIEが相当する。

    近頃、日本のPDA市場には、今までに無い程多くの製品が販売されている(【参考1】参照)。以前は電子手帳としての用途しかなかったPDAだが、現在ではインターネット接続機能を当たり前のように持っており、モバイルコンピューティングの一翼を担う製品となっている。PCメーカ各社もOEM製品や、自社開発製品などを多数投入しており、各メーカはシェア獲得にしのぎを削っている。

    その真っ只中に世界PC市場トップクラスメーカーであるコンパックが、アメリカで大人気のPDA「iPAQ Pocket PC(以下iPAQ)をこの春日本でもリリースすると発表した。PCWEBのコラムでも紹介されたように、iPAQは発売前の雑誌等への広告展開は一切していない。しかし口コミやネット上の英語版iPAQのユーザーレビュー等による評判で、PDA愛好家の間では既に「買い」の雰囲気も漂っている。私もかなりの期待をして、今回の製品レビューをおこなったのだった。

    結論から言うと、iPAQは「速い」PDAだ。この速さが、iPAQをビジネスの面では強力な相棒として、プライベートではオリジナリティ溢れるPDAを作り上げる面白さを教えてくれるものとして、今までに無い楽しさを与えてくれるだろう。

    参考1日本市場におけるPDA製品の例
    メーカー 製品名 OS
    コンパック iPAQ PocketPC
    日本HP jornada548 PocketPC
    カシオ CASSIOPEIA PocketPC
    日本IBM WorkPad Palm OS
    ソニー CLIE Palm OS
    日本ハンドスプリング Visor Palm OS
    NTTドコモ G-FORT Windows CE
    シャープ ZAURUS Original OS
    ※PocketPC = Windows Powered Pocket PCの事をさす

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