【レビュー】
2001/3/28
昨年秋にVIA Technologiesが発売したSocket370互換CPU、それが「VIA
CyrixIII」だ。Socket370互換の低価格プロセッサだが、CeleronやDuronといったパフォーマンス追求路線ではなく、低消費電力・低価格・低発熱をウリとして、ビジネスマシンの組み込み用やモバイル機器、インターネット情報端末をメインターゲットとして販売が行われてきたプロセッサだ。
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| CeBITで発表された「C3」 |
「Cyrix」はそもそもSocket7(Super7)互換のプロセッサとして登場したもので、MMX
Pentiumが主流だった頃にはAMDのK6シリーズと並んで、自作ファンの間では人気のあるプロセッサだった。それから幾つかの転機を経て、現在は台湾のチップセットベンダー、VIA
TechnologiesがCyrixのプロセッサ部門を買収、「VIA CyrixIII」として販売するにいたるという経緯を持っている。そういう意味ではCyrixという名前は、非常に長い歴史を持つということができる。
話を戻すと、VIA Technologiesが昨年発売したVIA CyrixIIIは、旧IDTのWinChipをベースとしたsamuelコアが用いられている。CPUとしてはCeleron互換のSocket370プラットフォームで、クロックは従来のCyrixCPUのPR表示ではなく実クロックで表わされる。Celeronと大きく違っているのは内部キャッシュ容量で、L1キャッシュはInstruction
Cache、Data Cacheともに64KB、合計128KBと比較的大容量を搭載する代わりに、L2キャッシュは省かれている。また、MMXおよび3D
Now!に相当する拡張機能も用意されている。
今回テストを行うsamuel2コアのC3プロセッサは、今までのsamuelコアに64kのL2キャッシュを搭載、製造プロセスを0.15μmと微細化したもので、L2キャッシュを搭載することによって、同じクロックでもsamuelコアのものよりもパフォーマンスが向上しているものと考えられる。また、動作電圧もsamuelコアの1.9/2.0Vから1.5Vに引き下げられており、発熱なども抑えられている。ダイサイズは52mm平方とVIA
CyrixIII processorに比べ縮小化され、また、アーキテクチャの見直しによって、Windows98にて使用する際に6W以下の低消費電力で稼働させることが可能になっている。
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