【レビュー】

バランスの取れたハンドヘルドPC - 日本HP 「hp jornada 720」

1 本体サイズはそのまま、キーボードも打ちやすい

編集部  [2000/12/20]

hp jornada 720

日本ヒューレットパッカード(以下HP)から、H/PC 2000端末「jornada 720」の日本語版が発売された。フルキーボードを搭載しながら非常に小型なこのモバイル端末は、ハンドヘルドPCの中では最小・最軽量だという。小型の本体にさまざまな技術を詰め込み、さらに洗練されたこの新しいWindows CE機の実力を見てみよう。

○本体サイズはそのまま、キーボードも打ちやすい

おしゃれなヨーロピアンスタイルのデザインとカラー。銀のエンブレムもいい感じ

まずは外観をチェック。本体形状は、前モデルの「jornada 690」とほとんど変わらない。本体サイズも同等だ。サイズは、189×95×34(mm)、質量は510g。さすがに、Pocket PCやPalmなどのように胸ポケットに収まるとまではいかないが、このサイズできちんとフルキーボードを搭載している点がすばらしい。

人気のシグマリオンとの比較。一回りほどjornadaの方が小さい。
タバコと比較してみれば、どちらも十分に小さい。ともにオシャレな外観がいい

変更点としては、まずカラーリングが深い紺色(ミッドナイトブルー)となり、よりファッショナブルな印象になった。

左から、音量のプラス・マイナス、再生ボタン、キーロック

また、本体前面のコントローラーが、ボイスレコーダーからミュージックコントローラーに変更された。再生ボタンを押せば自動的にWindows Media Player(WMP)が立ち上がり、音楽ファイルの再生を開始する。しかし、電源とは連動していないので、電源を入れてからでないと利用できないのは残念だ。

そのほかに大きく変わったのが、CFカードスロットだ。従来のCFカードスロットは、PCカードスロットと連動しており、両カードを同時に収納すると、本体の一部がポコンと飛び出る、非常にメカニカルなギミックであった。今回は、内部の集積度を高めることによって空間を作り、本体背面にスロットが移動した。これを残念に思う人もいるかもしれないが、PCカードとCFカードの同時利用が自然にできるようになった点は大きい。

今回のCFカードスロットも構造上、TYPE-IのCFカードしか使えないが、PCカードアダプタを利用すれば、TYPE-IIのP'in Comp@ctやマイクロドライブの利用も可能だ。その他の通信カードやストレージカードについても、同社のWeb上で動作確認表(http://ext8.jpn.hp.com/grp4/handheld/tech/j720s_card.html)が公開されているので、一度チェックをしておくといいだろう。

CFカードはここに差し込む。変な力の入れ方をすると折れてしまいそうだ。奥に見えるボタン電池はバックアップ用電源
特殊配列ながら打ちやすいキーボード

定評のあるキーボードは、やや特殊な配列で小型のキーボードだが、想像以上に打ちやすく、jornadaを初めて利用する筆者でも、快適なタイピングが可能だった。キーボード慣れしている人ならば、すぐに素早いタイピングができるようになるだろう。

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