【レビュー】

DDR対応 ALi MAGiK1搭載マザー「Iwill KA266-R」ベンチマーク

1 MAGiK1搭載のDDR SDRAM対応マザーボードがついに発売

    柴田格  [2000/12/16]

    2000/12/18

    ○MAGiK1搭載のDDR SDRAM対応マザーボードがついに発売

    次世代のメモリと鳴り物入りで登場したRDRAMは、今のところ大きな成功を収めることができていないといえるだろう。原因はいろいろあるだろうが、高値でかつ、値段に見合うパフォーマンスが得られていないというのが最大の要因ではないだろうか。それに代わってPC用メモリのメインストリームの座に就こうとしているのがDDR SDRAMだ。DDR SDRAMには、従来のSDR SDRAMとほぼ同じコストで生産できるという大きな利点があるため、比較的安価にパフォーマンス向上が図れると期待されている。すでにメモリチップ・モジュールメーカー各社からエンジニアリングサンプルが提出され、製品の出荷も始まった。

     

    DDRソリューションを積極的に推進しているのはAthlonを擁するAMD陣営で、AMDのAMD-760チップセット搭載製品は既に市場へ投入されている。しかし、AMD-760は名前の通り、AMDプロセッサ(Athlon/Duron)向け製品であって、ユーザーの多いPentiumIII/Celeronには対応していない。しかし、ALiとVIAはAthlon向けとPentiumIII向けの製品を提供する予定だ。そうした意味では、この2製品が登場して初めてDDRソリューションがすべてのPCユーザーへ提供されるといってよいだろう。

    そして、いよいよDDR SDRAMに対応したチップセット、台湾ALi(Acer Laboratories Inc.)が開発した「MAGiK1」を採用したAthlon用マザーボード、IwillのKA266-Rが発売された。このマザーボードは、2000年末現在で唯一市販されるMAGiK1使用マザーボード(ただし、潤沢に供給されるのは年明けになる模様)。今回はその実力をVIA Apollo KT133ベースのマザーボードと比較しながら探っていくことにしよう

    ○ALi MAGiK1の特徴

    まずは、KA266-Rに使用されているMAGiK1の素性について解説しよう。このチップセットは528-ball BGAパッケージのノースブリッジ「M1647」と、352-ball BGAパッケージのサウスブリッジ「M1535D+」から構成されるAthlon/Duron用コアロジック。大きな特徴としては、PC1600/2100のDDR SDRAMに対応しているほか、過渡期のチップセットらしくPC66/100/133のSDRAMにも対応していることが挙げられる。そのほか、最近のチップセットに必要な機能は一通り押さえられている。ノースブリッジとサウスブリッジの機能について、簡単にまとめてみた。

    ノースブリッジ(M1647)のおもな機能
    FSB 200MHz/266MHzのAthlon、Duronをサポート
    SDR 66/100/133MHz、DDR 200/266MHzのSDRAMを使用可能
    最大メモリ容量3GB
    AGP 1X/2X/4Xサポート
    PCIマスタースロット6本をサポート
    PowerNow!ほか各種省電力機能を搭載

    サウスブリッジ(M1535D+)のおもな機能
    Ultra DMA Mode5(UltraATA/100)サポート
    USB6ポート(2コントローラ)サポート
    AC'97オーディオ機能内蔵(SoundBlaster Pro/16互換)
    AC'97モデム機能内蔵

    なお、サウスブリッジにはMobile向けのM1535+も用意されており、M1647と組み合わせることで、MobileMAGiK1というチップセットとしてノートパソコン用にも使用できる。

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