【レビュー】

MP3再生機能を持つDVDプレイヤー「FPS-2000DV」

1 DVD-Video、MP3が書き込まれたCD-Rほか、各種対応ディスクを自動で判別

    木村公彦  [2000/06/20]

    MP3再生機能を持つDVDプレイヤー

     

    ○DVD-Video、MP3が書き込まれたCD-Rほか、各種対応ディスクを自動で判別

    当初はパソコン上で聴くだけだったのが、ポータブルプレイヤーに始まり、カーオーディオプレイヤー、CDプレイヤーなど、徐々に活躍の場を広げてきたMP3。このほど、国内では初めて、MP3が聴けるDVDプレイヤーが登場した。それが、薄型スピーカーなどを出している音響機器メーカー、エフ・ピー・エスから発売されたFPS-2000DVだ。

    今回はちょっと目先を変えて、MP3再生機能を持つこのDVDプレイヤーを取り上げてみよう。

    FPS-2000DVで再生できるのは、DVD-Video、Video CD、Super Video CD、音楽CD(CD-DA)、そしてMP3が書き込まれたCD-Rディスクだ。

    DVDプレイヤーとしての機能をざっと紹介しておくと、5.1チャンネルドルビーデジタルデコーダを内蔵して、DTS(デジタル・シアター・システム)出力にも対応。リアスピーカー、センタースピーカー、サブウーファーを追加して、劇場と同じドルビーサラウンドでの音声再生が行なえるほか、バーチャル/アナログサラウンド機能も搭載しているので、家庭用の2つのスピーカーでもサラウンドサウンドが楽しめる。

    オーディオの出力は、PCM/DTS用のデジタル出力(光/同軸)、ステレオアナログ出力、5.1chアナログ音声出力を装備。ビデオ出力は、コンポーネント、S端子、コンポジットを装備している
    トレイに挿入するとメディアタイプを自動で認識する

    また、2つのカラオケ用マイク入力端子も装備。DVD-Video、Video CD、Super Video CD、音楽CD、MP3を2スピーカーで再生しているときには、4種類のカラオケサラウンド効果と、15種類のサラウンド効果を加えることができる。

    カラオケ用マイク入力端子を装備

    ちなみに、聞きなれないSuper Video CDとは、MPEG-2ベースの高解像度ビデオデータとHTML/Javaベースのインタラクティブなインタフェース機能を記録できる中国独自のVideo CD規格だ。

    そのほか、DVD Videoの再生のときは、マルチアングル、マルチストーリー、マルチ言語、視聴制限などの機能に対応している。

    上下にゆるやかなカーブがつけられたFPS-2000DVのフロントパネルは、右側のサーチダイヤルと左側の2つのカラオケ用マイク入力端子がひときわ目立つ。カラオケ用マイク端子には音量ツマミがそれぞれついているので、これでVideo CDや音楽CDなどの演奏とのバランスを取れるわけだ。

    なお、FPS-2000DVが対応している各種ディスクは、トレイに挿入すると自動的にメディアタイプを認識してくれる。


    ○MP3 CDを再生

    といったわけで、いよいよ本題。FPS-2000DVのMP3プレイヤーとしての機能は、どんなもんなんだろうか?

    FPS-2000DVの電源をオンにすると、接続したテレビ画面にFPSのロゴと[ディスク無し]という表示が表れる。この状態で、MP3ファイルを書き込んだCD-Rディスクを挿入すると、ディスクのロードを開始。正しく認識されれば[MP3 DISC]と表示された後、ディレクトリ画面が表示される。

    電源をオンにすると本体の液晶には[no disk]と表示される
    トレイにディスクが何も入っていない場合は、左上に[ディスク無し]と表示。※Macのビデオキャプチャ画面のため、黒の背景になっていますが、テレビだとブルーバックで表示されます
    MP3を書き込んだCD-Rディスクを挿入するとディスクローディングを開始
    ディレクトリの画面を表示

    ディレクトリ画面では、リモコンのカーソルボタンと再生(決定)ボタンでディレクトリを選択すると、曲名表示の画面になる。後は、ディレクトリ画面と同じようにカーソルボタンと再生(決定)ボタンで曲を選択すると再生が行なえる。

    曲選択の画面。8文字のファイル名が表示される

    ちなみに、FPS-2000DVが認識できるMP3ソングは、マニュアルでは150曲(150トラック)までとなっている。ためしに163曲のMP3ソングを書き込んだディスクを挿入してみたところ、5分近くかかってようやくロードを終了。今回は幸い再生は問題なかったが、ディスクいっぱいにMP3ソングを書き込んだ場合は長いロード時間や音飛びは覚悟したほうがいいかもしれない。

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