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Redstone 5のEdgeは意図しない通信容量の消費を防げるようになる

外出先でWebサイトを見ているときに困ることといえば、動画の自動再生ではないだろうか。いきなり音声が流れるのも困るし、スマートフォンのテザリングを使ってノートPCをインターネット接続している場合は、望まないデータ通信容量は使いたくないものだ。現在のMicrosoft Edgeは動画を自動再生してしまうのだが、2018年秋リリース予定のWindows 10 Redstone 5で改善する。

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    「設定」→「設定」と順にクリック/タップ

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    「詳細設定」をクリック/タップし、「メディアの自動再生」セクションのドロップダウンリストから「禁止」を選択

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    この状態で動画コンテンツがあるWebページにアクセスすると、サムネイルが表示されるものの、動画再生は始まらない

メディアの自動再生を制御する機能は、Windows 10 Insider Preview ビルド17704から加わった。あらかじめ「禁止」を選択しておけば、動画ファイルの自動読み込みを防げる。

ただし、現時点では「制限」と「禁止」の機能差が明確ではない。Microsoftの説明によれば、ボリュームをミュートしているときのみ動画再生を抑止する仕組みらしいが、筆者の環境では、そのようには動作しなかった。

「禁止」選択時は動画の自動再生を禁止する。このとき、アドレスバーからサイトごとにアクセス許可を変更できる。

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    アドレスのボタン→「メディアの自動再生の設定」と順にクリック/タップ

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    必要に応じてドロップダウンリストから「許可」「制限」「禁止」を選択

今回紹介した機能は開発途上にあり、Microsoftも「期待どおり動作しないサイトがある」としてフィードバックを求めている。Redstone 5リリース時には、正しく動作するようになっているだろう。

阿久津良和(Cactus)