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アプリごとに「GPUの省電力」「高パフォーマンスGPU」が選択可能

ハイエンド級のデスクトップPCやゲーミングノートPCでは、NVIDIA GeForceやAMD Radeonなどの外部GPUを搭載しているケースが多い。2018年3~4月に登場するであろう次期Windows 10では、利用シーンに合わせてアプリ(ケーション)が使うGPUを選択できるようになる。

Windows 10 Insider Preview ビルド17093から加わったこの機能を使うと、省電力で運用したい時はCPU内蔵のGPU、パフォーマンスを優先する場合は外部GPUを選択できる(そのぶん電力消費は大きくなる)。

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    クイック検索に「グラフィック」と入力し、「アプリのGPU基本設定を表示し、編集します」をクリック/タップ

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    「参照」ボタンをクリック/タップ

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    設定するアプリの実行ファイルを選択し、「追加」ボタンをクリック/タップ

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    追加したアプリの「オプション」ボタンをクリック/タップ

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    「省電力」「高パフォーマンス」のいずれかを選択して「保存」ボタンをクリック/タップ

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    画面の例ではAdobe Photoshopが高パフォーマンスで動作する

「GPUの省電力」と「高パフォーマンスGPU」では、異なるGPUを示す。ただし、CPU内蔵GPUのみ備えるPCの場合、上図のように同じGPUが並ぶ。

また、クラシックアプリ(デスクトップアプリ)とUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリに対する設定も可能だ。

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    対象がUWPアプリの場合、ドロップダウンリストから「ユニバーサルアプリ」を選び、「アプリを選ぶ」のドロップダウンリストを開く

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    インストール済みUWPアプリがリストアップされたら、目的のUWPアプリを選ぶ

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    同じ操作で「省電力」「高パフォーマンス」のいずれかを選択すればよい

Windows 10はバッテリー節約機能を筆頭に、ノートPCや2in1 PCなどの利用環境を着々と向上させている。新たに加わるGPUパフォーマンスの設定も、期待してよさそうな機能ではないだろうか。

阿久津良和(Cactus)