育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は「台風の日」に関するお話です。

台風の日も外出したがりましたが……

10月下旬に超大型の台風21号が日本列島を襲い、各地に大荒れの天気をもたらしました。台風の日は、認知症のウメおばあちゃんとのやり取りを思い出してしまいます。

台風や大雨、大雪の日など、外出することなく家でゆっくり過ごしてほしいと思う日もありました。何かと庭へ出ることが好きなおばあちゃんでしたので、天気に関係なく、外へ出ようとしてました。

台風が来た際も「台風が来ているから危ないよ」と説明するのですが、認知症なのですぐに忘れてしまい、何度も外へ出ようとしました。納得してもらえないときもありましたが、玄関のドアを開けて「雨や風が強いから危ないよ」と伝えると、外の様子を見て納得してもらえました。

誰かが部屋にいることに安心感があるのか、私が部屋にいると落ち着いていることが多かったので、ゆっくり過ごしてほしい日は私もおばあちゃんの部屋へ行き、のんびり過ごしていました。


筆者プロフィール: pinky

現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。