最近のPCパーツのトレンドの1つは、液晶画面の搭載である。ただ、その大きさは通常、せいぜい数インチ程度なのだが、Zalmanが展示していたミドルタワーケース「Z10 DS」はなんと15.6インチ。フロントパネルのほぼ全部を占めるほどだ。解像度は1920×1080ドットもあるので、普通に作業用の画面としても使えそうだ。

  • Zalmanの「Z10 DS」。デモ機ではムービーが再生されていた

    Zalmanの「Z10 DS」。デモ機ではムービーが再生されていた

この液晶画面は、入力端子としてHDMIポートが用意されており、映像を表示するためには、PC背面のHDMI出力から、ケーブルを繋げる必要がある。また液晶画面はヒンジドアになっているので、ユーザーの位置に合わせて、自由に角度を変えることができる。メインのディスプレイと並べて使うのも便利そうだ。

  • 液晶画面はヒンジドア方式で、向きを変えられる

  • 液晶画面の裏側。HDMIで映像を入力している

  • ケースの背面。HDMIケーブルを中に引き入れている

シャーシ自体は従来のZ10シリーズと同様だという。ラジエータは、フロントとトップにそれぞれ36cmサイズを搭載可能だ。ブースの担当者によると、発売は年内の予定で、価格は190~200ドル程度になる見込みとのこと。

  • シャーシ自体は、従来モデルと同様とのこと