えちごトキめき鉄道は、「直江津D51レールパーク」で新たに展示が始まったオヤ31形客車(オヤ31-31)の内覧会を4月1・2日に開催すると発表した。

  • えちごトキめき鉄道がオヤ31形(オヤ31-31)の内覧会を開催

オヤ31形は、新線開通および線路設備の変更の際、信号機や駅ホームなどの設備が通過する列車にぶつかることのないよう測定する試験車両。車体側面から飛び出した矢羽根が走行中に線路設備・構造物に当たり、矢羽根を倒すことで、建築限界を支障しているか知らせるしくみになっている。

矢羽根(やばね)を広げている様子が花魁(おいらん)のかんざしを挿している姿に似ていることから「おいらん車」とも呼ばれる。現存する「おいらん車」は全国に2両しかなく、動態保存されているオヤ31形は、「直江津D51レールパーク」の「オヤ31-31」だけとなる。

内覧会は4月1・2日に第1回(10時から)・第2回(12時から)・第3回(15時から)をそれぞれスタッフが案内するツアー形式で開催。見学時間は各回20分程度を予定している。参加費は無料だが「直江津D51レールパーク」の入場チケットが必要。参加人数の制限はないものの、参加者多数の場合、各回とも複数回に分けて案内するとのこと。