JR北海道は、2023年春も宗谷本線の観光列車「花たび そうや」号を運転すると発表した。キハ40形「山紫水明」シリーズの「山明号」「紫水号」、「北海道の恵み」シリーズの「道北 流氷の恵み」「道東 森の恵み」を連結した4両編成で、5月13日から6月4日までの土日に計8日間運転される。

  • 「花たび そうや」号、2022年の走行シーンイメージ(JR北海道提供)

「花たび そうや」号は、キハ40形の力強い走りとともに、車内から流れ行く風景と春の季節を彩る宗谷本線(旭川~稚内間の全線259.4km)で鉄道の旅を楽しめる観光列車。1号車「紫水号」(指定席)、2号車「道東 森の恵み」(指定席)、3号車「道北 流氷の恵み」(フリースペース)、4号車「山明号」(指定席)の4両編成で運転され、指定席車両のボックスシートにテーブルが設置される。

停車駅では宗谷本線沿線の人々と共に「お出迎え・お見送り」が行われ、乗車した人へ稚内行(下り)・旭川行(上り)で異なるデザインの乗車証明書がプレゼントされる。JR北海道はウェブサイト「宗谷線沿線寄り道マップ」も公開しており、沿線の見どころスポットを紹介している。

  • 「花たび そうや」号、2022年の走行シーンイメージ(JR北海道提供)

  • 1号車「紫水号」は指定席として使用(JR北海道提供)

  • 2号車「道東 森の恵み」は指定席として使用(JR北海道提供)

  • 3号車「道北 流氷の恵み」はフリースペースとして使用(JR北海道提供)

  • 4号車「山明号」は指定席として使用(JR北海道提供)

「花たび そうや」号は全車指定(120人)の急行列車として、5月13日から6月4日までの土日に運転。土曜日は旭川駅10時41分発・稚内駅16時43分着の下りのみ、日曜日は稚内駅8時34分発・旭川駅14時46分着の上りのみ運転される。座席指定券は全国のおもな駅の「みどりの窓口」、旅行会社、JR東日本「えきねっと」などにて、乗車日1カ月前の10時から販売される。