俳優の菅生新樹が、フジテレビのドラマ『凋落ゲーム』(2月7日スタート、毎週火曜24:25~ ※関東ローカル、初回24:35~)で初主演を務めることが24日、明らかになった。

  • 菅生新樹=フジテレビ提供

菅田将暉の弟で、昨年3月に大学を卒業後、本格的に俳優業をスタートさせた菅生が演じるのは、ファッションサブスクリプションサービス「shareDresser」代表を務める守口奏多。高級腕時計を身につけ、有名起業家たちと一流レストランで会食を繰り返すなど、誰もがうらやむような成功者の象徴的存在だったが、1通のダイレクトメッセージがその人生を一変させる。

正体不明の差出人から届いたのは、守口が他人には絶対に知られたくない事実を捉えた動画。「暴露されたくなければ自分の指示に従え」と脅迫され、守口は “不可解なお題”に従っていくことに。当初は引き返すチャンスもあったが、人にバレたくない、築き上げたパブリックイメージや名誉を守りたいという思いが守口を追いつめ、お題を必死にこなしていく。そして周囲の人々を巻き込み、日常を狂わせていく…。

水谷果穂、内藤秀一郎、那須ほほみ、丸山智己、森永悠希といった共演陣が脇を固め、脚本は、第33回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作の北浦勝大氏。演出は、『やんごとなき一族』、『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』シリーズの水戸祐介氏が担当する。

コメントは、以下の通り。

■菅生新樹
――初主演作となる本作のオファーを聞いた際の感想
「最初伺った時は、“自分で大丈夫なのかな”と正直不安もありました。でも、大野(公紀)プロデューサーが僕に賭けてチャンスをくださって。このチャンスをものにできるかどうかは自分次第だと、気持ちを切り替え、自分がいちばん作品に対して熱意をもって臨もうと決めました」

――台本を読んだ感想や印象について
「最初台本をいただいたのは全4話中、3話までだったので、いちばんいいところで終わってしまって!(笑)。ラストはどうなるのか、とすごく考察してしまいました。4話の中でスピード感や緊迫感がしっかりあって、演じるということを忘れるほど面白くて夢中になって読みました。ちなみに、僕の考察は大体合ってました(笑)。でも細かいところでは予想外のこともあったので、視聴者の方にも放送が始まったら、いろいろな考察をして楽しんでいただけたらうれしいです!」

■大野公紀プロデューサー
「人がコンテンツとして消費され、飽きたら忘れ去られる。そんなかすかなモヤモヤがこのドラマの出発点でした。パブリックイメージの美しさが以前にも増して大事になっている今だからこそ、そこを風刺した考察型のエンタメを目指しました。そして、このドラマは菅生新樹さんの初主演作になります。上昇志向が強い、悩める若き起業家という役柄を考えたとき、菅生さんがお芝居で見せる熱量と繊細さ、さらにはフレッシュな魅力で表現していただきたいと思いました。この作品で、主人公の光と影を体現してくださった菅生さんの“新たな表情”にぜひ注目してください!全4話の中に、物語の謎を紐解く要素をちりばめていますので、登場人物や細部にもぜひ注目してご覧いただけますと幸いです!」

(C)フジテレビ