THE RAMPAGEのRIKUがミュージカル『フィーダシュタント』の主演を務めることが3日、明らかになった。

ミュージカル『フィーダシュタント』

ミュージカル『フィーダシュタント』

同作は100年前のドイツを舞台に、劣等感に溢れていた主人公・マグナス(RIKU)がエリートスポーツ学校に入学して経験する、少年たちの成長の過程と、心に潜む権力への欲望、葛藤を描く。思考や思想が抑圧された時代に、17歳の少年たちが自分の考えと大切なものを守るために抵抗する姿を、フェンシングという表現を取り入れて生まれたミュージカルとなる。

およそ5年間の開発期間を経て2022年6月に韓国で初演を迎え、「フェンシング」を題材にした密度の高い台本、優雅で中毒性あるメロディーでその作品性と芸術性がすぐに認められ韓国国内で話題となった。

主人公の少年マグナス・ヴォルカーを演じるのはTHE RAMPAGEでヴォーカルを務めるRIKU。さらにマグナスと幼馴染で共に夢を追いかける親友、アベル・ルターを糸川耀士郎、冷徹なフェンシング部のエース、フレドリッヒ・カールを正木郁、プライドの高い軍事マニアで傲慢だが内面は脆い、ハーゲン・アクスマンを吉高志音、自由奔放でユーモア溢れる、ジャスパー・ミュラーをTHE RAMPAGEパフォーマーの浦川翔平、世界的なフェンシングの英雄であり優雅で残酷なラインハルト・クレアを藤田玲が演じる。

フェンシングは「身を守る」「名誉を守る」ことを目的として磨かれ、発展してきたスポーツで、主人公マグナスは正義と友情を追求しながらも権力に対する欲望に揺れる。マグナスの成長を通じて、真実から目を背け時代に順応して暮らすことへの危険についての警告、そして抵抗の真の価値を表していく。

全23曲のミュージカルナンバーとフェンシングを取り入れた演出により、新たな挑戦に。物語の中でもキーとなるフェンシングの指導は日本初のフェンシング銀メダリスト太田雄貴氏と、昨年の東京オリンピックに出場した徳南堅太氏が務める。演出はほさかよう、公演は東京・ニッショーホールにて2023年3月16日〜3月26日。