東武鉄道は18日、南栗橋駅前エリアのさらなる魅力と利便性向上のため、2023年3月に予定しているダイヤ改正から、通勤・通学に便利な時間帯を中心に特急列車の一部が南栗橋駅に停車すると発表した。

  • 東武鉄道の特急車両「スペーシア」

東武鉄道では、埼玉県久喜市の南栗橋駅前エリアを舞台に、久喜市をはじめとした産官学連携で次世代のまちづくり推進プロジェクト「BRIDGE LIFE Platform(ブリッジライフプラットフォーム)構想」を展開中。これにもとづく各種取組みを推進している。

同エリアの特徴である「都心」「自然」両方の魅力を楽しめる立地に、特急停車駅という価値を加えることにより、街全体のさらなる魅力向上を図るとのこと。実施内容として、特急列車を朝方時間帯に上り(東京方面)3本、夕方時間帯に下り(栃木方面)6本停車させる予定。運行時刻・所要時間など詳細は決まり次第、改めて発表される。

  • 東武鉄道の特急車両「リバティ」

  • 南栗橋駅を起点としたまちづくり(イメージ)

なお、2021年10月に東武鉄道と久喜市が取り交わした地域活性化にかかる包括連携協定にもとづき、久喜市では市外からの移住者を対象とした特急券の購入補助制度の創設に向け、検討に着手するとのこと。