Appleが4月20日に更新した「MagSafeバッテリーパック」のサポート文書によると、バージョン2.7以降のファームウェアで、これまで5Wだったワイヤレス充電出力が7.5Wに向上する。

MagSafeバッテリーパックはコンパクトなMagSafe対応のバッテリーパックで、ロックスクリーンに充電ステータスが表示されるなど、iPhoneやiOSと連携したシームレスなユーザー体験を実現している。だが、バッテリーからのワイヤレス充電出力が5Wと低く、充電の遅さや出力の弱さを指摘するレビューが少なくなかった。50%の引き上げは、そうした不満への対応という点で大きな改善といえる。

ファームウェアアップデートは、iPhoneにMagSafeバッテリーパックを装着すると自動的にアップデートが実行されるが、サポート文書によると完了まで約1週間かかる。すぐにアップデートしたい場合は、MacまたはiPadに有線接続すると約5分で完了できる。

なお、MagSafeバッテリーパックはMagSafe充電器の代わりにもなる。20W以上の電源アダプタに接続することで、MagSafeバッテリーパックからiPhoneを最大15Wで高速充電できる。