ディーサイド留学情報センターは1月12日、「留学×就職・転職活動に関する調査」の結果を発表した。同調査は2021年7月15~16日、長期留学経験者の社会人1,012人を対象に、インターネットで実施した。

調査結果は以下の通り。まず、留学をしたときの目的を尋ねたところ、「語学力向上」(52.7%)という回答が最も多く、「成長」(36.9%)、「経験値」(33.1%)、「進学」(21.3%)と続いた。中には「思い出作り」「友達作り」という回答も見られた。

  • 留学をしたときの目的を教えてください

留学経験は就職・転職活動の際にアピールポイントになったか聞くと、79.2%が「非常になった」「少しはなった」と答えた。また、「現在、留学経験を活かした仕事をしているか」と尋ねると、「いいえ」(44.2%) だった。

  • 留学経験が就職・転職活動のアピールポイントになった人は8割近く

そして、現在、留学経験を活かした仕事をしている人に、留学中に身に付いた能力の中で現在の仕事に活かせていると思うものは何であるか聞くと、71.0%が「語学力」と答えた。「コミュニケーション力」(42.1%)、「行動力」(41.2%)、「計画実行力」(29.2%)という回答も多い。

  • 留学中に身に付いた能力の中で現在の仕事に活かせていると思うもの

次に、留学経験を仕事に活かせていない人に対して、その理由は何か尋ねたところ、「語学力不十分」(30.2%)という回答が最も多く、「留学中に目標達成ができなかった」(10.1%)、「留学先の文化をしっかり学べていない」(9.6%)、「留学中に成長した実感がない」(5.8%)が続いた

  • 留学経験を仕事に活かせていない理由

さらに、「留学中にやっておけばよかった」と、後悔していることについて聞くと、「もっとたくさんのイベントに参加して、現地の友達を増やせばよかった」「もっと現地の人との交流をしておけばよかった」「現地で勉強以外の経験をすることを考えてもよかった」などの声が寄せられた。

なお、海外留学にあたっては留学前や留学中の計画、モチベーション管理が重要だと思うか尋ねると、87.7%が「非常に重要」「重要」と答えている。

  • 海外留学にあたっては留学前や留学中の計画、モチベーション管理が重要だと思いますか