劇団EXILEの町田啓太が主演を務めるテレビ東京のドラマ『僕を主人公にした漫画を描いてください! それをさらにドラマ化もしちゃいます!!』(毎週25:00~25:30)が2022年2月より放送されることが24日、明らかになった。

  • 町田啓太

    町田啓太

同作は、テレビ東京とアムタスの電子コミック配信サービス「めちゃコミック(めちゃコミ)」が共同で開催する、漫画化とドラマ化を同時に実現する作品を選ぶコンテストによるドラマ。2022年1月5日からは選考の過程をドキュメンタリーとして放送し、2月2日からドラマ放送をスタートする。

ドキュメンタリーでは、多数応募のあった漫画家の中から、6組→3組→1組の漫画家に決まるまでの様子や、その選ばれた漫画がどのようにドラマ化していくかの製作過程に密着。審査委員長である町田も、多忙なスケジュールの合間を縫って、応募者とのリモート面談・プレゼンテーションやスタッフとの選考会議に参加しており、真剣に応募者と向き合う様子にも注目となっている。

町田啓太 コメント

作品づくりにもっと広く深く関わってみたいと常々思っていたところ、僕に声をかけてくださりとんでもなく嬉しかったです。どう転ぶか分からないリスクのあるこの企画だからこそ凄いものができるのではと1秒もかからずに参加することを決めたのを覚えています。魅力的過ぎるこのプロジェクトに同業の方々からひたすら羨ましがられ、そうでしょそうでしょと言い過ぎてたぶん引かれていると思います。とにかく、お話を頂いたときから気持ちが高まって仕方ありませんでした。漫画には幼少の頃から多大なる影響を受けてきているひとりなので、自分を主人公に漫画を描いてもらえるかもしれない、しかもそれを演じれるなんて…幸せでしかありません。 応募者の皆様からは、素晴らしい独創性に驚かされるばかり。0を1に、作品を産み出す力、何かをつくりたいというエネルギーとはこんなにも美しいものなのだと感動しました。改めて、参加してくださった皆様に心からの感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。
選ばせてもらう側の覚悟と責任の重さも感じ、決して上からではなく可能性を最大限に考え、人として寄り添い関わっていくスタッフの皆様の姿にハッとさせられ、この先活動していく中で大切なことも学ばせてもらえています。
全員で悩みに悩み抜いて満場一致でドラマ化する漫画を選ばせて頂きました。この漫画を大切にお預かりして、ドラマならではの絶対に面白い作品にしていきます。
もうすぐ撮影が始まりますが、スタッフのみなさんに甘えながら出来る限りの準備をして思いっきり挑みます。
撮影では、たくさんの新しい「気付き」が生まれるように視野を広く楽しめたらと思っています。
皆様、僕たちの挑戦を是非楽しみにしていてください。そして絶対観てください。

石崎大介プロデューサー(アムタス) コメント

企画が立ち上がり約1年、長きに渡り多くの人に支えられ、ようやくここまで辿り着きました。
有難いことに多くの漫画家様からご応募を頂きました。特殊な企画内容から、実力や熱意があってもお断りすることになった方も多く心苦しさがありました。コンテストに参加された方々もすべてが報われた訳ではなく、悔しい思いをされている姿を横で見させて頂きました。真剣に向き合って頂いた応募者の皆様へ感謝とともに、漫画家が作品にかける情熱やその能力について、番組を通して多くの人に伝わることを願っています。
町田さんには驚くほど多くの時間と労力をこの企画に投じて頂き感激しています。おかげさまで、『僕を主人公にした漫画を描いてください! それをさらにドラマ化もしちゃいます!!』、タイトルに偽りのない企画になったと胸を張れます! 惜しくもドラマ化に届かなかった作品も、放送に合わせ『めちゃコミック』にて配信致しますので、この作品が選ばれていたら? と、町田さんが演じられる姿を想像し楽しんで頂けたら嬉しく思います。

太田勇プロデューサー(テレビ東京) コメント

長くなります、すいません! 町田さんと初めて打ち合わせしたのは今年の2月。オンラインでした。初めてお話した時、「やっぱりこの人の姿勢はきれいだな」と思いました。この企画を町田さんにお願いしたいと思った理由は「姿勢」です。ちょっとクズっぽい男を演じるときも、おバカな先生を演じるときも、町田さんはいつも姿勢がいい。だからキャラクターに背骨が通っていて、役ではなく本当に存在する人間に見える。そこには、町田さんのこれまでの生き様が表れている気がしました。
「漫画原作から作るドラマ」というこのプロジェクトは、企画段階ではまだ、コメディになるか、ホラーになるか、方向性もまったくわかりません。だからこそ、背骨が一本通っている町田さんであれば、どんなジャンルで、どんな役を演じても、その原作の魅力を引き出したドラマになるはず、と考えていました。
というのは僕の勝手な皮算用。そもそもこの企画は、町田さんがどれくらい本気でやってくれるかにかかっていると思っていました。でも、とにかく多忙な方なので、どこまでスケジュールを割いてもらえるか……不安でした。
ぶっちゃけると、この手のいわゆる「芸能人が審査員として参加する企画」は、見えるところだけ芸能人がやって、実質ほとんど何もやらない、というパターンも多いからです。ただ、その不安は杞憂に終わりました。町田さんはめちゃ本気でした。事務所も本気でバックアップしてくれました。最初に、80組の漫画家さんを6組に絞るときのこと。町田さんはエントリー資料を読むだけにとどまらず、応募者の中にすでにプロデビューしている漫画家さんがいたら、彼らの過去作品まで自分で買って読んでから打ち合わせに来られました。本気が、僕らの想定を軽く超えてきました。さすがLDHです。マスクは甘いけど、取り組む姿勢に甘さは1ミリもありません……。自分もけっこうキツめに締めていたつもりの手綱を、より一層ギュッと締め直しました。そこから応募者を6組に絞り、3組に絞り、1組の漫画家さんを選ぶ。そのすべての打ち合わせに町田さんは参加し、誰よりも漫画を読み込んで、僕らといっしょにめちゃ悩みました。悩んで悩んで悩みすぎて、LDHの会議室の予定時間が過ぎて、会議室を追い出されたこともありました。町田さんが廊下に追い出されて、呆然と立ってるところは、まるでコメディ・ドラマの1シーンみたいで、これを撮るなら引き画だろうな、なんてどうでもいいことが頭に浮かんでしまいました。さらに、原作マンガが決まったあと、それをドラマ化するための脚本打ちにも町田さんは参加してくれました。ただ「自分は主演目線になりすぎるかもしれないので、脚本打ちはタイミング合う時だけ参加させてください」と気を遣ってくださいました。でもその、定期的にいただく町田さんの意見も、これまたいつも的確でした。むしろ、本打ちを重ねていくうちに僕らが見落としてしまった穴を発見してくれました。脚本を膨らませるアイデアも積極的に出してくれて「おもしろくないかもしれないですけど」と前置きして話す町田さんのアイデアはどれもおもしろかった。ドラマ終盤で大きな仕掛けがあるのですが、それは町田さんのアイデアです。撮影はこれから始まります。漫画家さん、脚本家チームと、1年に渡ってつないできたバトン。それを、監督である自分と主演の町田さんで受け取って、最後まで走り抜けたいです。全員が、町田さんのような「いい姿勢」のままで。

(C)「僕ドラ」製作委員会