プレシードジャパンは、高音質・低遅延を実現する新技術 Snapdragon Soundを採用した、AVIOTブランドの最上位完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21j-ltd」を11⽉5⽇に発売する。価格は19,800円。カラーはドーンブルーとローズゴールドの2色。

  • TE-BD21j-ltd(左からドーンブルー、ローズゴールド)

また、TE-BD21j-ltdをベースに、ロックバンド「凛として時雨」のドラムス・ピエール中野がサウンドと本体カラーを監修したコラボモデル「TE-BD21j-ltdpnk」も発売決定。11月下旬〜12月上旬に発売予定で、価格は26,950円。通常モデルとコラボモデルの予約受付を10月26日に開始した。

  • TE-BD21j-ltdpnk

TE-BD21j-ltd

ハイブリッド・トリプルドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21j」(2020年発売)のサイズ感や形状を引き継ぎ、96kHz/24bitオーディオ伝送や超低遅延、ペアリングの改善、クリアな音質をサポートし、シームレスなワイヤレスオーディオを実現するクアルコムの新技術「Snapdragon Sound」を新たに採用。Snapdragon Soundに対応するAndroidスマートフォンと組み合わせることで、“ワイヤレスオーディオ最⾼レベル”の⾳質を追求し、通話⾳質も改善したという。また、システム全体で89ms(0.089秒)まで遅延を抑えることで、ゲームなどへの対応⼒も⾼めた。

ドライバー構成(8mm径ダイナミック型ドライバー×1、バランスド・アーマチュアドライバー×2)はTE-BD21jと同じだが、全面的にアップグレード。

ダイナミックドライバーには、スタジオモニターで使われるパルプコーン振動板にヒントを得た、PETチタンコンポジット素材に⾼密度パルプを貼り合わせたデュアルレイヤー振動板を新たに搭載。内部損失が⾼く固有⾳を減少させ、振動板の軽量化とマグネットの強化により応答スピードを向上させている。BAドライバーも米Knowles製のワイドレンジな⾼品位ユニットに刷新している。

さらに、3基のドライバーの⾳響特性を解析し、マッチングさせると共に、0.1dBオーダーのチューニングを実施。Snapdragon Soundの規格を満たしながら、「⽇本語を⺟国語にする⼈々の⽿に最も⼼地良く響くトーンバランス」を実現した。

Knowles製のマイクを搭載し、Snapdragon Sound対応スマホと組み合わせたときは、従来の2倍のサンプリングレートをもつ32kHz aptX Voiceにより、高品位な通話性能を実現する。cVcノイズキャンセリングにも対応する。また、2台のBluetooth機器へ同時接続できるマルチポイントにも新たに対応した。

Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveをサポート。連続再生時間は最大9.5時間で、充電ケース併⽤時は最⼤45時間使用できる。イヤホン本体はIPX4防水仕様。

イヤホンのローレット部には、無垢のジュラルミンから削り出したパーツを採⽤。指の滑りを抑えて装着しやすくするだけでなく、⾮磁性体であるため、外来ノイズの侵⼊を防ぐ効果も期待できるとする。スライド式ドアを備えた充電ケースにも⾼品位ジュラルミン素材を使い、⾼級感を演出する。

TE-BD21j-ltdpnk

ピエール中野とAVIOTのコラボモデル第4弾で、TE-BD21jをベースに0.1dBオーダーのチューニングを実施。原⾳に忠実なだけでなく、⾳楽性豊かなサウンドシグネチャーに仕上げ、デザイン⾯も本⼈が監修した。

  • ピエール中野氏

ガイダンス音声には、従来のコラボモデル同様に、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の声優陣のボイスを採用。AVIOT PNK CHANGERアプリから、初期設定の常守朱(CV:花澤⾹菜)ボイスと、ドミネーター(CV:⽇髙のり⼦)ボイスを切り替えられる。

  • AVIOT PNK CHANGERアプリの画面イメージ

通常モデル(TE-BD21j-ltd)との違いは以下の通り。

  • ピエール中野⽒ 監修のサウンドチューニング
  • ピエール中野⽒ 監修のオリジナルカラー
  • オリジナルロゴの刻印(チャージングケースおよびイヤホン左側)
  • オリジナルボイスガイダンス
  • ボイスガイダンス切り替え専⽤アプリ「AVIOT PNK CHANGER」対応
  • コラボモデル専⽤ 特別ポーチ付属

ピエール中野氏コメント

初めて完成したものを聴いたときは本当に驚きました。これまでのコラボモデルに比べ、圧倒的に解像度が上がっています。「Bluetoothイヤホンでこんなにいい音が聞けるんだ」って。有線と⽐べても引けを取らない、なんなら超えてくるくらいの音が聴けます。引くくらい、すごすぎる。

ピヤホン第5弾のキーワードは「低音」。ベースモデル「TE-BD21j-ltd」のポテンシャルの高さ、解像度の高さがゆえに生み出せた低音というのが「TE-BD21j-ltdpnk」のポイントです。

チューニングは自分の好みや最近のトレンドに近づけてみるところからスタートさせました。その過程のなかで、「低音にこだわったらすごいことになるのでは」と思い、(低音を)とにかく作り込みました。自分は、(ドラマーとして)ドラムを実際演奏したときのサウンドを体感して知っているので、そのライブ感も再現できていると思います。とはいえ低音過多にならず、中域~高域もバランスよく、かつ、ピエール中野チューニングらしさも出しています。

この低音は他のイヤホンでは聴けないと思います。

超自信作。全員に聴いてほしい。