CARTA HOLDINGSのグループ会社でパブリッシャー・グロース支援事業を展開するfluctは10月25日、同社が運営するSSP(サプライサイド・プラットフォーム)である「fluct」において、クッキーレスに対応するファーストパーティ・データ支援サービス「Publisher DataHub」の提供を発表した。

同サービスは、インティメート・マージャー(IM)と共同で開発したもので、媒体社のファーストパーティ・データを活用したオーディエンス配信を実現可能とのこと。

  • サービスのイメージ

新サービスでは、IMのデータ環境の構築支援サービスである「IM-CDP」と、機械学習(ML)により作成した顧客クラスタ・データを、SSPである「fluct」に連携することで「Deal ID」を発行し、DSP(デマンドサイド・プラットフォーム)に送信する。

これにより、DSPがこれまで行っていたサードパーティ・クッキーを使用するオーディエンス・ターゲティング相当のターゲティング広告を、SSP「fluct」を介して実現できる。

fluctは、サードパーティ・クッキー規制やiOS 14のアップデートに対し、新たなIDソリューションの利用やファーストパーティ・データなど媒体社が保有するデータの重要性が増していくと考えているという。2021年9月からは、媒体企業のファーストパーティ・データを活用したサービスとして、広告配信サービス「Audience Link(オーディエンスリンク)」を提供している。