ザ・ドリフターズを愛してやまない30人を超える“ドリフ・ラヴァーズ”の芸能人たちがドリフの名作コントに挑戦するフジテレビ系バラエティ特番『ドリフに大挑戦スペシャル』が、26日(19:00~)に放送される。

  • (左から)石田たくみ(カミナリ)、劇団ひとり、カンニング竹山、まひる(ガンバレルーヤ)、よしこ(ガンバレルーヤ)=フジテレビ提供

おなじみの “もしもシリーズ”からは「もしもこんな飲み屋があったら」をリメーク。「泥酔飲み屋」のコントではサンドウィッチマンの2人とカンニング竹山が挑戦。泥酔した店主役の伊達みきおと、酔いつぶれた客役の富澤たけしに振り回されるサラリーマン役を竹山が演じる。伊達が「受け継いでいかないといけない」と語るそのドリフの笑いは必見。

さらに、「もしもこんな入院患者がいたら」からは「入院中のおばあちゃん」をリメーク。医師役の劇団ひとりが、入院中のおばあちゃん役のよしこ(ガンバレルーヤ)に「そろそろ退院ですね」と話していると、なぜかかたくなにそれを拒むおばあちゃん。すると、不思議なことにおばあちゃんの病室に患者が続々と訪れ、いろんな注文をし始める。医者が状況を飲み込めない中、最後はもちろんあの名セリフが飛び出すのだが、収録終わりで「自分なりの“ダメだこりゃ”を言わせていただきました」と劇団ひとりが振り返るなど、あのいかりや長介の名セリフを “ドリフ・ラヴァーズ”がどう表現するのか。

名作コント「威勢の良い風呂屋」では、店員役の劇団ひとり、ガンバレルーヤ、カミナリが収録開始ギリギリまで当時のVTRを入念にチェックし、「威勢だけは負けないように」と声を掛け合ってコントに挑戦。

「寝ちゃダメ」では夜遅くまで受験勉強をする女子高校生の役を、劇団ひとりと柴田英嗣(アンタッチャブル)が汗だくになるほどの熱い掛け合いで演じる。眠ったときは起こし合うことを約束した2人が、その約束通りにお互いを起こしあうも、次第にそれがエスカレートする。

また、俳優の遠藤憲一が「もしもこんな子役がいたら」で子役のえんけん君を演じるなど、芸人たちだけではなく、俳優や歌手、アイドルなど多くの芸能人もドリフのコントに挑戦。なかでもクリスタルケイや天童よしみら豪華アーティストらが挑戦したのは国民的コントと言っても過言ではない“客前コント”の1つ「少年少女合唱隊」の「早口言葉」だ。観客の前で圧巻のパフォーマンスを披露する。

さらに、アンミカやIKKO、渋谷凪咲(NMB48)らは「早着替え」に挑戦。めまぐるしく動く“大忙し”コントだが、普段は経験することがないツッコミもノリノリで受けるなど楽しみながら演じる姿が見られる。

いかりや長介の当時の“前フリ”でコントが始まるなど、ドリフの世界観で構成する同番組。当時のコント映像も登場する。

ザ・ドリフターズの加藤茶は「長さんがいなくなり、志村もいなくなったドリフターズで、新しくコントをやるってことは、正直、想像もしてなかったです。そのくらい、当時の僕らがやってきたことを超えるってことは難しいと思うし、マネできる訳がない、という自信もあった。でも、今回、そんな難しいことを、小さい頃にドリフや志村のコントを見て、笑ってくれていた芸人さんや役者さん、歌手の方々が、僕らと一緒にコントにチャレンジをしてくれることを聞いて、不安もあるけれど、すごくワクワクしています」とコメント。

その他、“ドリフ・ラヴァーズ”のコメントは、以下の通り。

■柴田英嗣(アンタッチャブル)
――コント収録を終えて
「こんなに走り回ったのは中学の体育祭以来かもしれないです。コントなんですけど、背中びしょびしょなるくらいすごいことになりましたね。やっぱりドリフのみなさんの築き上げてきたもののすごさを肌身で感じました。僕も芸人生活30年近くやっていますけど、こんなにコントで汗かいてこんなに楽しんだことはなかったですね。非常に勉強になりました。脱力感というこのつらさが、あのランナーズハイのような、コントズハイという感じで気持ちいいです」

――柴田さんにとってのドリフのコントとは
「ドリフのコントは僕の中ではもうピカソの作品みたいなものですね。それをこうなぞれたというのはすごく感動があります。なので声がかかったときはすごく興奮しました。一方でドリフは聖域のようなものなので自分がやっていいのかっていう思いや、プレッシャーみたいなのもありました。でもやれるのなら、一回はやっぱりあのドリフワールドに入ってみたいというのがあったので、今はとてもうれしいです」

――ドリフワールドはいかがでしたか
「まだなんかふわふわしているんですよね。僕らが“ドリフのコントをやった”という達成感というか、まだ実感がわかないというか。本当にその神の領域に足を踏み入れさせていただいたというこの高揚した気分で今はお腹一杯っていう感じです。先輩たちが築いてきたベタとか体の張り方はこの先、何百年と通用する笑いだと思います。それぐらい今日やってみて、“あっ、やっぱりこういうものって最高だな”とあらためて思いましたね。難しい笑いじゃない、パッと一瞬で老若男女すべてが笑うっていう笑い、これやっぱり僕らもこれから勉強して目指していかなきゃなと思いました。楽しかったです」

■劇団ひとり
――コント収録でダメだこりゃの名ぜりふも
「緊張しましたね。憧れのドリフのコントをやらせていただきましたから、泥を塗らぬように緊張感をもってやらせて頂きました。そして僭越(せんえつ)ながら“ダメだこりゃ”をやらせていただきました。やっぱりいかりやさんの、あの雰囲気はなかなか出せなかったと思いますが、自分なりの“ダメだこりゃ”を言わせていただきました」

――「威勢の良い風呂屋」もみなさん楽しんでいるように見えました
「『威勢の良い風呂屋』は、ドリフのなかでも名作中の名作なので、それをやらせていただき興奮しましたね。あと相手がカンニング竹山さんということで、我々が何の遠慮も無くできたというのは、竹山さんのお陰です。個人的にも本当に何の手加減も無くやれましたね(笑)。あと収録前にVTRをずっと見て確認していたんですが、当時の映像を見ていると、とにかくドリフの皆さんがすごい威勢すごいんです。だから我々も威勢だけは負けないようにということで、みんなで声出しを徹底してやらせていただきました。楽しかったです」

■サンドウィッチマン
――コント収録を終えて
伊達「あの大先輩たちがやってきたことをやらせてもらえるというのは本当に光栄なことでしたし、小さい頃から見ていたテレビの中に入っているような感覚でしたね。やっぱりなんかタライが落ちてくるとか、パイを投げるとか…」
富澤「あれをやるのは本当に夢ですからね」
伊達「ああいうコントをやりたくてお笑いやってるんでね。なんかそれができたなって感じです。受け継いでいかないといけませんよね」
富澤「なんかドリフの皆さんに見られたら“そうじゃないんだよな”とか言われたらどうしようって思ったりもしますけどね。“もうちょっとこうなんだよ”とかね」
伊達「でもきっと志村さんも喜んでくれると思います」

――出演を楽しみにされている皆さまへのメッセージを
富澤「子供たちって体を張ったコントとかを見て笑うんですよね。それって、なんか本能的に面白いもんだなって感じてるんじゃないかな。そして自分もやるとまたあらためて思うんです、“やっぱ面白い”って。そういうところを見てもらいたいですね」
伊達「本当に、単純に面白いんですよ。ドリフの皆さんのコントを超えるってことはできないですけど、僕らが当時『ドリフ大爆笑』を見てゲラゲラ笑っていたので、今の子供たちにも同じように見ていただきたいですね。“こういうのはおもしろいんだ”と感じて、こういう世界行きたいなとか、僕らみたいになりたいなと思ってくれる人が何人か現れたらうれしいですね」

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