9月のお楽しみといえば「月見バーガー」。今年もこの季節がやってきましたね。ハンバーガーにタマゴを足すだけで、シンプルといえばシンプル。なのにどうしても食べたくなるのが月見バーガーの魅力です。今回は、マクドナルド、ケンタッキー・フライド・チキン、ロッテリアから、月見商品をピックアップして食べ比べてみました。

  • 2021年月見バーガー食べ比べ!

    2021年月見バーガー食べ比べ!

食べ比べる月見バーガーは5種類

今回食べ比べする月見バーガーは下記の5つ。

マクドナルド

・「月見バーガー」(340円)
・「濃厚とろ~り月見」(420円)

ケンタッキー・フライド・チキン

・「とろ~り月見チキンフィレサンド」(460円)
・「とろ~り月見和風チキンカツサンド」(460円)

ロッテリア

・「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」(510円)

最安値はマクドナルドの「月見バーガー」(340円)、最高値はロッテリアで「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」(510円)。この価格差はおいしさにも比例しているのでしょうか。また、「とろ~り」が商品名に入った3つのバーガーの違いも気になるところ。実食して確かめてみたいと思います。

【マクドナルド】

「月見バーガー」(340円)

  • 「月見バーガー」(340円)

    「月見バーガー」(340円)

まずは王道のマクドナルドから。一番パッケージが凝っているなと感じたのがマクドナルドでした。月モチーフの包み紙がかわいい。

  • 包みを開けたところ

    包みを開けたところ

包みを開けると厚めのタマゴがしっかりと挟まれています。

  • 「月見バーガー」断面。ベーコンのスモーキーさが良いアクセントに

    「月見バーガー」断面。ベーコンのスモーキーさが良いアクセントに

断面図はこんな感じ。中のほうにベーコンも隠れていました。少しの酸味と濃厚さがたまらないトマトクリーミーソースが全体によく絡んでいて、どこから食べても美味。タマゴが熱々で出来立ての味を楽しめます。空腹のときは1個じゃ物足りないサイズ感ですが、月見バーガーらしい味わいの満足度は高め。

「濃厚とろ~り月見」(420円)

  • 「濃厚とろ~り月見」(420円)

    「濃厚とろ~り月見」(420円)

続いては「濃厚とろ~り月見」(420円)。包みは白色に月のマーク。マクドナルドは月見バーガーごとに包み色が違うので、すぐに見分けやすいのがいいですね。

  • すでにとろ~りチーズがあふれている

    すでにとろ~りチーズがあふれている

普通の月見バーガーにチェダーチーズとチーズソースを加え、バンズ(パン)もチーズ風味で作られているそうで、開いた瞬間からチーズがとろけ出てきます。

  • 「濃厚とろ~り月見」断面。とにかくチーズがとろっとろ!!

    「濃厚とろ~り月見」断面。とにかくチーズがとろっとろ!!

真っ二つにしてみると、チーズソースがとろけて落ちてくるほど。とろっとろなので、包みでしっかりと包んで食べることをおすすめします(油断すると垂れてくる)。スモーキーなベーコンに、濃厚なチーズ、プルプルなタマゴと絶妙な組み合わせがはまってしまいそうなおいしさ。チーズが好きにはたまらないチーズのオンパレードでした。

【ケンタッキー・フライド・チキン】

「とろ~り月見チキンフィレサンド」(460円)

  • 「とろ~り月見チキンフィレサンド」(460円)

    「とろ~り月見チキンフィレサンド」(460円)

ケンタッキー・フライド・チキンからは、通常メニューのチキンフィレサンド、和風カツサンドが月見スタイルで登場。「とろ~り月見チキンフィレサンド」からいただきます。

  • チキンの勢いが良い

    チキンの勢いが良い

マクドナルドより全体的に厚みがあり、特にチキンフィレの存在感は抜群。手で包むように持っておかないと崩れてしまいそうなほど、チキンが大きかったです。

  • 「とろ~り月見チキンフィレサンド」断面。チキンがかなり肉厚でスパイシー

    「とろ~り月見チキンフィレサンド」断面。チキンがかなり肉厚でスパイシー

上手く切るのが難しいくらい分厚いチキン。切ってみると半熟めのタマゴがとろ~りあふれ出してきました。揚げたてチキンは胡椒がきいていて、まろやかな黄身と合わさることでよりうまみがアップ。新鮮なレタスに、マヨネーズがアクセントになり一つでもお腹いっぱいになれるボリューム感でした。

「とろ~り月見和風チキンカツサンド」(460円)

  • 「とろ~り月見和風チキンカツサンド」(460円)

    「とろ~り月見和風チキンカツサンド」(460円)

こちらはチキンカツとタマゴを合わせた「とろ~り月見和風チキンカツサンド」。包みに「和風カツ」のシールが貼ってありました。

  • はみ出る和風チキンカツの存在感

    はみ出る和風チキンカツの存在感

ケンタッキーは2つとも分厚くて重量感あり。和風カツはテリヤキソースで味付けされていて、ソースがバンズまで染み込んでいます。この染み染みなバンズがかなりおいしい。

  • 「とろ~り月見和風チキンカツサンド」断面。バンズに染み染みのテリヤキソースが美味

    「とろ~り月見和風チキンカツサンド」断面。バンズに染み染みのテリヤキソースが美味

和風カツもしっかりとしたサイズ感。チキンフィレはスパイシーなのに対して、和風カツはテリヤキソースで甘めな味付け。好みに合わせて選んでみるのもよさそうです。半熟タマゴは絶妙なとろとろ加減で、甘めのバーガーとの相性は抜群。バーガーというより、肉の主張が強めでがっつり食べたい気分のときによさそうです。

【ロッテリア】

「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」(510円)

  • 「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」(510円)

    「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」(510円)

ラストはロッテリアの「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」。ロッテリアではこのほかに「和風半熟月見 エビバーガー」(490円)、「和風半熟月見 リブサンド ポーク」(570円)が販売されていましたが、今回は一番王道月見バーガーっぽいものをチョイスしてみました。

  • タマゴは程よいプルプル感

    タマゴは程よいプルプル感

正確な重さは測っていませんが、手に持ったとき一番ずっしりと感じたのは「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」だったように思います。肉もタマゴも存在感があるバーガーです。

  • 「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」断面。肉・タマゴ・チーズとシンプル

    「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」断面。肉・タマゴ・チーズとシンプル

中身は、パティ(肉)、チーズ、タマゴと一番シンプル。ソースは和風しょうが醤油ソースを使っているそうで、肉の味を際立たせていました。肉とタマゴは相性抜群、さらにチーズが重なって素材の味を存分に味わえるバーガーでした。肉が上質な感じで、あふれる肉汁も後味もずっと肉肉しいおいしさがあるので、満足度は高めな気がします。

総評

さまざまな月見バーガーを食べ比べてみて、どこも優劣をつけがたいおいしさでした。とろ~り感でいえば、マクドナルドの「濃厚とろ~り月見」があふれるチーズソースでかなりとろ~りとしていました。半熟タマゴのとろ~りを楽しみたいときはケンタッキー・フライド・チキンかロッテリアの商品を選ぶとよさそうです。

ボリュームでは、ロッテリアの「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」が最も食べ応えがありました。パティが分厚く、ハンバーガーらしい肉感と半熟タマゴが味わえるのでおすすめです。ケンタッキー・フライド・チキンもそれぞれチキンが大きく食べ応えがありました。

味付けもそれぞれで、マクドナルドは王道月見バーガーらしいトマトクリーミーソースの味わいがたまりません。ケンタッキー・フライド・チキンは甘いテリヤキソースの「とろ~り月見和風チキンカツサンド」、スパイシーな「とろ~り月見チキンフィレサンド」と好みで選べる味付け。ロッテリアの「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」は肉に合う和風しょうが醤油ソースと、どれも特徴がありました。

月見バーガーは期間限定。今年もおいしいバーガーが出揃っているので、気になる方はぜひ今のうちに注文してみてはいかがでしょうか。